白山市議会 > 2020-09-10 >
09月10日-03号

  • "簡易水道事業特別会計"(/)
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  1. 白山市議会 2020-09-10
    09月10日-03号


    取得元: 白山市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-01
    令和 2年  9月会議---------------------------------------        令和2年白山市議会9月会議会議録第3号---------------------------------------            令和2年9月10日(木曜日)---------------------------------------出席議員(20人)   1番  池元 勝君      2番  中野 進君   3番  大屋潤一君      4番  田代敬子君   5番  山口俊哉君      7番  吉本史宏君   8番  永井徹史君      9番  南 清人君  10番  石地宜一君     11番  小川義昭君  12番  安田竹司君     13番  北嶋章光君  14番  村本一則君     15番  宮岸美苗君  16番  岡本克行君     17番  寺越和洋君  18番  吉田郁夫君     19番  清水芳文君  20番  藤田政樹君     21番  西川寿夫君---------------------------------------欠員 6番---------------------------------------説明のため議場に出席した者の職氏名市長山田憲昭君 副市長井田正一君副市長安達志郎君 総務部長兼選挙管理委員会事務局長横川祐志君企画振興部長中 英俊君 健康福祉部長兼福祉事務所長村井志朗市民生活部長村田久美君 産業部長岡田和典観光文化スポーツ部長山下浩雅君 建設部長東元清隆上下水道部長米林 歩君 総務部次長兼財政課長大岩慎一君教育長松井 毅君 教育部長毛利文昭---------------------------------------職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名 事務局長     北村 潔君   事務局次長兼議事調査課長                           佐々木 満君 議事調査係長   荒地美幸君   専門員      山岸朗子君 主事       西川隆朗君   手話通訳士    堀口佳子君 手話通訳士    長谷川智美君  手話通訳士    坂本美穂君---------------------------------------            議事日程(第3号)                         令和2年9月10日(木曜日)                         午前10時 開議  日程第1 一般質問  日程第2 議案第76号ないし議案第87号及び議案第89号ないし議案第97号       (委員会付託)---------------------------------------            本日の会議に付した事件  議事日程(第3号)のとおり---------------------------------------           午前10時0分開議 ○議長(村本一則君) これより本日の会議を開きます。--------------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(村本一則君) 日程第1一般質問を続けます。 順次発言を許します。 1番、池元勝君。     〔1番(池元 勝君)質問席登壇〕 ◆1番(池元勝君) 皆様、おはようございます。2日目1番手の質問者となります議席番号1番、一創会、池元勝です。どうぞよろしくお願いいたします。 今回は決算議会ということで、決算を迎えての質問と前回同様、アフターコロナ時代を見据えて、コロナと共に生きるウィズコロナの中でどのように地域として進んで行くのかということを、提言を含めて全部で大項目5問を質問したいと思います。それでは、通告書に倣い質問に移らせていただきます。 令和元年度決算についてお聞きします。 今会議では決算説明が行われました。予算の執行率もおおむね繰越し分29億4,000万円余りを含めると98%となりまして、しっかりと計画していた事業を推進されたものと思います。その上で、市債残高も差引きで10億円ほど償還するなど評価でき、将来の安定経営を見据えた市政運営をなされているものと推測されます。 ただ、今回の年度末に向けて新型コロナウイルスの影響など、思いもよらない支出などもあるかと思いますが、状況にも応じて対応を変えることもあったかと思います。 あるべき姿になるために、毎年予算を立てて事業を行っていますが、その効果検証を行う決算は、今後の予算編成や行政の在り方を検討するに当たって非常に大切なものとなります。 そこで、決算について3点お聞きします。 1点目、令和元年度決算を振り返っての総括をお聞かせください。 2点目、決算ではお金の面しか見えてきません。通常、事業の効果を図るためにそれぞれの事業に目標となるKPIの達成度や、アンケートなどを利用して検証します。そもそも費用対効果というようにお金と効果はセットで考えるものですが、事業評価はどのように行ったかお聞かせください。 3点目、市長の目指す将来都市像「健康で笑顔あふれる元気都市 白山」へ向けての進捗状況はどれぐらいの達成度になったのか。 以上3点について答弁を求めます。 ○議長(村本一則君) 市長、山田憲昭君。     〔市長(山田憲昭君)登壇〕 ◎市長(山田憲昭君) おはようございます。 私からは、令和元年度決算の総括についてお答えをいたします。 先月の18日から4日間にわたり、監査委員によります決算審査が行われ、おおむね適正に執行されている旨の講評をいただいたところであります。 議会におかれましては、今会議中の決算常任委員会において御審議をいただくこととなっております。 令和元年度決算につきましては、企業の設備投資意欲などに支えられまして固定資産税が増収となり、3年連続で市税が190億円台となるなど堅調に推移をいたしました。 加えて、事務事業の効率的な執行に努めるとともに、暖冬により除排雪経費が抑えられたことなどから、実質収支は10億1,400万円余の黒字となったところであります。 また、財政健全化判断比率につきましても、実質公債費率、将来負担比率ともに、健全化基準値を大幅に下回る結果となり、おおむね健全な財政運営ができたものと思っております。 今後とも、市民生活の安全・安心を最優先に、多様な行政需要に的確に対応するとともに、より効率的、効果的な行政サービスの提供と健全で安定した行財政基盤の確立に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(村本一則君) 中企画振興部長。     〔企画振興部長(中 英俊君)登壇〕 ◎企画振興部長(中英俊君) おはようございます。 私からは、2番目と3番目の質問にお答えします。 初めに、それぞれの事業評価はどのように行ったかについてであります。 本市では事業評価の一つとして、将来都市像である「健康で笑顔あふれる元気都市 白山」の実現に向け、白山市総合計画に記載されている施策を着実に進めるため、毎年、各所管課が達成状況を評価しております。 さらに、学識経験者、市議会議員、各種団体、公募委員の計11名の委員で構成される白山市総合計画審議会においても進捗状況の報告を行い、効果検証をいたしております。 次に、「健康で笑顔あふれる元気都市 白山」に向けての進捗についてであります。 第2次白山市総合計画の将来都市像「健康で笑顔あふれる元気都市 白山」の実現に向けた各施策の進捗については、平成29年度から令和元年度までの計画期間を通して取り組んでいる468件の施策で、おおむね一定の進捗がありました。 今後も引き続き、各施策の実績を踏まえ、課題を検証しながら「健康で笑顔あふれる元気都市 白山」の実現に向け、推進してまいりたいと考えております。 ○議長(村本一則君) 池元勝君。     〔1番(池元 勝君)質問席登壇〕 ◆1番(池元勝君) 今ほど答弁の中で、おおむねいろんな数値のほうも改善されているということで、決算を振り返って市長さんのほうも健全経営をされている、事業評価のほうもしっかりとなされているということです。 ただ、私が今回これを取り上げて申し上げたかったのは、あくまでも先ほど言うように費用対効果という、やはり効果は効果、費用は費用ということではなくて、しっかりとその費用に見合った効果が出ているのか、そういったことを検証していただきたいという思いで質問させていただきました。 企画振興部長がお答えになったということで、総合計画に関する進捗度ということでお答えいただきましたが、これは提言という形も含めて、ここでこれ以上言ってもあれなので受け取ってもらえればというふうに思います。 それでは、次の質問に入りたいと思います。 マイクロツーリズムについてお尋ねいたします。 新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた観光業は、今後も元に戻るということは考えにくいと思われます。将来が不安視される中、長期化するウィズコロナ期における旅の在り方として、マイクロツーリズムに注目が集まっています。遠方や海外をイメージすることが多い旅を、地元に目を向けて楽しむマイクロツーリズムを推進することで、コロナ期の旅行ニーズに合わせたサービスや、地元を深く知るきっかけをつくることで地域愛が深まることは間違いありません。そして、感染拡大を防止しながら地域経済を両立する観光など、発信の目先や新たな旅の在り方、マイクロツーリズムを考えてはいかがでしょうか。 そこで、3点お聞きいたします。 1点目、今後の観光行政はマイクロツーリズムに力を入れるべきでは。 2点目、民間企業やボランティア、各種団体など様々活動している方が地域にはたくさんいます。そういった力を生かすために、民間提案を募ることや、ツアー造成に公募をかけて支援してはいかがでしょうか。 3点目、率先して市内循環を促すためにジオに関連する温泉や獅子吼ゴンドラの無料券を配布してはいかがでしょうか。 以上で3点について答弁を求めます。 ○議長(村本一則君) 市長、山田憲昭君。     〔市長(山田憲昭君)登壇〕 ◎市長(山田憲昭君) マイクロツーリズムについてお答えをいたします。 初めに、今後の観光行政におけるマイクロツーリズムについてであります。 議員御指摘のとおり、コロナ禍におきましては、地元を観光する近距離の旅行形態が見直されております。 本市におきましては、自然が豊かな地域であり、3密を回避できる環境が多いことから、特に、綿ヶ滝や鳥越城跡、白山ろくテーマパークなどの手取峡谷エリア、白山一里野温泉などには、多くの市民及び近隣の市町から観光客が訪れております。 このような中、本市では市民の方々に向けて、地元に宿泊して魅力を再発見していただこうと、県の宿泊割、国のGoToトラベルキャンペーンに合わせて、6月19日からいいとこ白山宿泊応援事業を実施いたしております。 また、市内のジオスポットの撮影や温泉の利用でスタンプを獲得する白山手取川ジオパーク・白山温泉郷スタンプラリー事業や、市観光連盟によるレンタサイクル事業、キャニオンロードを活用したサイクリングマップの作成など、現在、多くの皆様に市内を巡っていただけるところであります。 このようなマイクロツーリズムは、ウィズコロナ、アフターコロナ時代の観光施策として大変有効であると考えておりますので、さらなる広報と周知に努めてまいりたいと思っております。 次に、民間提案を募ることや公募によるツアー造成に支援してはどうかについてであります。 今年度コロナウイルス感染症拡大防止の緊急対策事業といたしまして、6月補正を行い、県と連携し、温泉地における体験プログラムを開発する支援を行っております。 この事業は、施設独自のプログラムを事業者が開発するもので、現在、市内4施設におきまして、加賀禅定道の歴史や、山菜、ジビエの食文化、観光資源を活用したヘルスツーリズムとワーケーションを素材とする、新しいプログラムの造成を進めております。 また、民間事業者で組織をする白山ろくスローツーリズム研究会が、旅行会社での販売を見据えて造成をいたしましたツアーにつきましては、その造成過程でも、市も積極的に参加をし、研究会への出席や広報等の支援を行っているところであります。 これまでもこうしたプログラムの中心的役割は、市観光連盟が担っておりますが、市も地域のガイドや観光団体、民間事業者などと連携をしながら、各地域の観光資源を利活用したツアー造成に参画をしており、今後も引き続き、幅広く様々な方々の御提案をいただく中で、協働で進めてまいりたいというふうに考えております。 次に、ジオに関連する温泉や獅子吼ゴンドラの無料券配布についてであります。 現在、市民温泉につきましては、市民の健康づくりを目的として、市民温泉等ファミリー優待券を各世帯に発行いたしております。 観光温泉施設につきましては、白山里、白山一里野温泉センター天領、白峰温泉総湯の3施設があり、その全てが指定管理者の収入となる利用料金制となっております。 ただ、そのうち天領につきましては、ファミリー優待券が使える施設となっております。 このことから、他の2施設におきましても、ファミリー優待券と同様のサービスができないか、指定管理者と協議をしてまいりたいというふうに考えております。 獅子吼高原のゴンドラ無料券の配布につきましては、本年2月会議でも寺越議員の一般質問でもお答えをいたしましたが、より多くの市民の皆様に地元の観光資源の価値を再認識していただきたいとの思いであります。 あわせて、世界ジオパークに向けてのさらなる市民意識の向上を図る点でも大切でありますので、御提案の市民を対象とした無料券の配布について、前向きに検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(村本一則君) 池元勝君。     〔1番(池元 勝君)質問席登壇〕 ◆1番(池元勝君) 今、おおむねすごく前向きな答弁いただけたのではないかなと思います。いろいろマイクロツーリズムについては、本当これからの可能性たくさん秘めておりますので、いろんなところで、先ほど幾つかキーワードが出てきましたが、さらなる宣伝、そして、連携、こちらのほうをきっちりと進めていっていただきたいなというふうに思います。 そして、ちょっと2つだけ再質問させていただきたいんですが、今の無料券についてなんですけれども、市長、今、前向きに検討したいというお話いただきましたが、ぜひとも早い時期、これも秋とかにできればすごくいいなとは思うんですけれども、実行していただきたいというふうに思います。 その中でも、上に登って、僕も何回か家族で登ったことあるんですけれども、見るだけでもそれはそれですばらしいんですが、やはりこの手取川扇状地や獅子吼高原のすばらしさを市民が十分に理解して、このジオパークの最高の見どころでもありますので、自分たちの地域の誇りだということで感じられるように、広報啓発も必要なんじゃないかなというふうに思います。 そういった中でも、ぜひジオパークとしての市における特色というのを改めてお聞きしたいことが1点。 そして2点目に、獅子吼高原は、ネットでちょっと調べて見てみると、2004年の8月から日本の夜景100選というのに選ばれているんですね。そうであるならば、やっぱり夜景が見られるということがすごく大事かなというふうに思います。ぜひ、一里野で今年イルミネーションをやられたときにナイトゴンドラ、実験されたと思います。あれ私も家族で乗ったんですけれども、やっぱり違う角度から見るイルミネーションとかそういったものは、特別な思いも感じられてすごくいいかなというふうに思いました。 獅子吼も夜に登ってあの夜景が見られるということは、ムードもあっていいんじゃないかなというふうに思いますが、そういったナイトゴンドラの運転日をつくることはできないかと、その2点再質問です。答弁よろしくお願いします。 ○議長(村本一則君) 山下観光文化スポーツ部長。     〔観光文化スポーツ部長(山下浩雅君)登壇〕 ◎観光文化スポーツ部長(山下浩雅君) おはようございます。 池元議員の再質問でございます。 最初に、手取川扇状地と獅子吼高原のアピールポイントでございますけれども、扇状地につきましては、面積が大変に大きくて日本の扇状地で10本の指に入ると呼ばれております。そして、この扇の幅ですけれども、これは19キロに及んで、これは日本一という研究者のデータもございます。それから、等高線が同心円状に大変きれいだというデータもございます。したがいまして、我々といたしましては、手取川扇状地は日本屈指の大きさ、角度と広がりがあって、大変に美しい扇状地であるというふうに言っております。 獅子吼高原については、その扇状地、すばらしい扇状地を眼下に見晴らすことができる、四季折々の姿の扇状地を見ることができる。恐らくこのような場所は国内でも獅子吼高原だけではないかというふうに認識をしてございます。また、獅子吼高原に登ると、上流部に目をやると手取川の川の流れもはっきりと分かります。 市内のこのような近いところに、このようなすばらしい場所がある、ぜひ市民の皆様にはお越しをいただきたいというふうに願うものでございます。 次に、獅子吼のナイトゴンドラの件でございます。議員御案内のとおり、日本の夜景100選に選ばれていることはそのとおりでございます。今現在でも、年に数回運行をしておりますけれども、近隣の花火大会以外のときは、そう利用客は多くはないというふうに承知をしております。 一方で、今お話もありましたけれども、一里野のイルミネーションのナイトゴンドラ、大変な盛況でありました。山頂1,050メートルで感じるあの涼しさ、星空、月、そしてゴンドラから眺める違った角度からのイルミネーションの輝き、相当皆さん満足をされたのではないかというふうに思います。 獅子吼につきましても、日本の夜景100選ということをしっかりアピールをして、広告宣伝をすれば、まだまだお客さんは増えるのではないかというような期待をするものでありますし、一里野との相乗効果が生まれれば、なおさらよろしいかというふうに思います。指定管理者としっかりと協議をしていきたいと思います。 以上であります。 ○議長(村本一則君) 池元勝君。     〔1番(池元 勝君)質問席登壇〕 ◆1番(池元勝君) 今、部長より御答弁いただきましたが、本当にこの扇状地がいろいろな意味で日本一なんじゃないかということが、こうやって学術的といいますか、判明していますし、これもっともっと売り出して、もうマイクロツーリズムに生かせるように、先ほどの周知、宣伝、そしてそれに係る取組をしっかりと取り組んでいってもらいたいなというふうに思います。そして、何とか確立していけるように取組のほうよろしくお願いいたします。 それでは、次の質問に移りたいと思います。 伝統工芸についてお聞きいたします。 先日、産業建設常任委員会で市内視察に行きました。 その中で、伝統工芸である牛首紬の組合の方たちと意見交換する機会をいただきました。 白山市内の伝統工芸は7品目もあり、石川県下でも非常に大きな産地となっております。しかし、伝統工芸は時代のニーズとともに衰退しており、後継者や事業存続など様々な問題を抱えています。 伝統工芸は産業であるとともに大切な文化であります。 意見交換の中で、国外に出たときに手に伝統工芸品を持っていたということで、相手に、その産地の方だねというふうに、認識されたという話もありました。 まさに、この地域のアイデンティティーとなるわけです。 こういった、この地域で育まれてきた伝統文化を守り伝えていくことが、地域愛や地域の誇りというものに必ずつながるのだと感じました。 現在、白山市では商工課の窓口で対応していることかと思いますが、そういった産業的側面と、さらに文化的側面での応援や支援を考えていかなければ大事な文化の存続が厳しくなっていくと考えられます。 そこで3点お聞きいたします。 1点目、先ほども言いましたように、伝統工芸産業は産業的側面と文化的側面での対応が必要だと考えますので、専用の窓口を新設するなど対応する窓口を考えてはいかがでしょうか。 2点目、視察に行った牛首紬の資料館や浅野太鼓資料館などが市内にありますが、これらは民間の力で運営されています。もちろん営業的要素も多少はあるかと思いますが、それだけで維持していくのはなかなか難しいものがあります。子供たちに教育として取り入れることや、施設の維持の応援、もしくは吉野工芸の里などで展示場を造るなど、守り伝えていく、施策の必要があるのではと考えますが、いかがでしょうか。 3点目、石川県職員はネームプレートに輪島塗のものを使用しています。身につけることで文化を守ることにつながり、市民と相対することの多い職員の皆様が着用することは様々な方面への告知にもつながります。まずは行政からネームプレートなどに伝統工芸を採用してはと考えますが、いかがでしょうか。 3点答弁求めます。 ○議長(村本一則君) 山下観光文化スポーツ部長。     〔観光文化スポーツ部長(山下浩雅君)登壇〕
    観光文化スポーツ部長(山下浩雅君) 初めに、対応する窓口についての御質問であります。 白山市には、牛首紬、加賀繍、美川仏壇、檜細工、加賀獅子頭、太鼓、鶴来打刃物と7業種の伝統工芸がございます。 これまで、東京で開催される石川県伝統工芸展やいしかわ伝統工芸フェアには、商工課を所管として補助金を交付し、伝統産業の振興を図ってまいりました。 一方、御指摘のとおり、これら伝統工芸の継承につきましては、伝統文化の視点が必要であり、産業部と文化行政を担当する観光文化スポーツ部が、しっかりとした横の連携をもって適切に対応していきたいと考えております。 次に、守り伝えていく施策についての御質問であります。 伝統工芸については、これまで人から人へ脈々と受け継がれてきた貴重な技術であり、今後も守り続けていくとともに、より多くの方々に知っていただくことも大切であります。 このような中で、展示施設の運営は難しいところでありますけれども、伝統工芸に関する企画展を市内文化施設などで開催することにより、市民の皆様に優れた技術を見て再認識していただく機会を設け、また、小・中学生を対象とした見学会や体験会などの実施も検討していきたいと考えております。 ちょうど9月4日から石川ルーツ交流館において、伝統工芸「美川仏壇」と「美川刺しゅう展」を開催しており、このような事業を通して、伝統工芸の継承につながるよう取り組んでまいりたいと考えております。 次に、まずは行政からネームプレートなどに伝統工芸を採用してはについてお答えいたします。 職員のネームプレートなどに伝統工芸を採用することは、そのことを広く周知する上で大変有意義であると思いますが、部署によりましては、名札のほか、職務に必要な証明書などを入れて使用している場合もございます。 このようなことから、現時点では、今の名札を使用していきたいと考えております。 伝統工芸品の採用につきましては、市のふるさと納税の返礼品や道の駅などで販売されておりますが、さらなる拡充や各種イベントでの活用など、今後、研究していきたいと考えております。 以上であります。 ○議長(村本一則君) 池元勝君。     〔1番(池元 勝君)質問席登壇〕 ◆1番(池元勝君) 今、御答弁いただきました。窓口のほうはしっかり連携取ってということで、新たな窓口ではないんですけれども、文化保護というか、そういった観点も含めて、しっかりと連携取ってやっていってもらいたいなというふうに思います。 また、ちょっと残念だったのは、ネームプレートなどに使えないかということで、理由がいまいちよく分からなかったんですけれども、資格証が入るからというのは、そんなのは見せなきゃいけないんなら裏、透明にしてでも何とでもなると思いますので、ぜひ検討していってもらえればなというふうに思いますし、今日も市長、副市長、教育長はじめ、議長も牛首紬のマスクをつけておるように思うんですけれども、そういったふうにやはりトップから、そして行政から、そういったことに取り組むというのがPRにもなりますし、伝統を守っていくということになると思いますので、ぜひとも今後、検討していっていただければなというふうに思います。 一つだけちょっと再質問なんですけれども、今、観光文化スポーツ部長がちょっと答弁されたんで、聞きたいんですが、この伝統文化、これらをいま一歩踏み込んで観光施策と関連づけて、その振興に少しでも貢献できるような動きを始めることはできないでしょうか。 再質問です。 ○議長(村本一則君) 山下観光文化スポーツ部長。     〔観光文化スポーツ部長(山下浩雅君)登壇〕 ◎観光文化スポーツ部長(山下浩雅君) 池元議員の観光事業とのさらなる連携という再質問かと思います。 先ほどの答弁どおり、伝統工芸という文化的側面と観光を含めた産業という側面、両面があることは、これは共通の認識だというふうに思います。 現在、7業種のうち5つの業種が市の観光連盟に加盟をされております。そして、それぞれの皆さんが手頃な料金設定で記念品やお土産品を開発、作製されていることも承知をしております。 今後も、市の観光資源を使って、どのような形で取り組むことができるか、具体的な戦略について産業部と観光連盟とともに協議をしていきたいというふうに思います。 以上であります。 ○議長(村本一則君) 池元勝君。     〔1番(池元 勝君)質問席登壇〕 ◆1番(池元勝君) 伝統工芸を守っていくというのは、なかなか大変なことだと思いますが、こういう文化を守る、こういったことは非常に市民にとっても大切なことなので、いろんな切り口から守っていけるように、また皆様で知恵を出し合って取り組んでいってもらえればなというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、次の質問に移りたいと思います。 緊急経済対策についてお伺いいたします。 近隣市町でも大手の飲食店が北陸から全店撤退や、倒産という話が少しずつ聞こえてまいりました。さらに、政府の資金繰り支援策などを活用することで倒産には至っていない、そういった企業も少なくなく、秋冬頃にはそういった企業がまた顕在化してくるのではないかとも言われています。また、従業員がいるのでやめるにやめられない、そういった企業もあるというふうに声をいただいております。 白山市としても、給付金を出すことや利息の補給、固定資産税の免税など様々な対策を講じております。政府や県の支え切れないところを取り残さず救う、その姿勢は評価できます。 今後、感染防止と経済活動の両立を目指す社会では、多くの企業がビジネスモデルの転換を迫られています。支援策も救済型の応急措置にとどまらず、新型コロナと共生するウィズコロナ時代を見据えて企業の変革を促す、そのような発想が必要かと考えます。 このような事態を巻き起こしたコロナは災害とも言えるのではないでしょうか。中小企業の中でもとりわけ小規模事業者などは、このような状況に対するすべを持ち合わせておらず、どう対応していけばよいか分からないのが現実です。今回のような災害級の出来事や自然災害、今後の事業継続に当たっての後継者問題などを少しでもクリアにしたく、2点お聞きいたします。 1点目は、経済対策について市として今後の見通しをどのように考えているのか。 2点目、BCPや事業継続計画の策定、M&Aなどの取組に補助を行えばいかがと思います。 以上2点について答弁を求めます。 ○議長(村本一則君) 市長、山田憲昭君。     〔市長(山田憲昭君)登壇〕 ◎市長(山田憲昭君) コロナ禍における緊急経済対策のうち、私からは、今後の見通しについてお答えをいたします。 先月27日に発表されました内閣府の月例経済報告では、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるが、このところ持ち直しの動きが見られるとの判断がなされ、北陸の景気につきましても、北陸財務局が発表した8月の経済調査では、感染症の影響により厳しい状況が続いているものの一部では下げ止まりの動きが見られるといたしております。 しかしながら、再び感染が拡大をしていることから、地域経済に与える影響に注視をし、先行きにつきましては、慎重な見方をせざるを得ない状況であるというふうに考えております。 ○議長(村本一則君) 岡田産業部長。     〔産業部長(岡田和典君)登壇〕 ◎産業部長(岡田和典君) おはようございます。 私からは、BCPや事業承継計画の策定、M&A等の取組に補助ができないかについてお答えをいたします。 防災・減災に備える事業継続力強化計画、いわゆるBCPにつきましては、今回のコロナのような感染症拡大においても計画に盛り込み、対策を立てることで、事業者の事業継続を強化するために大変有意義な計画であると認識いたしております。 BCP策定の支援といたしましては、2月会議で小川議員の一般質問にもお答えいたしましたとおり、商工会議所や商工会が市と共同で事業継続力強化支援計画を策定することで、事業者にBCP策定や事業継続のための支援を行うことができることから、まずは商工会議所や商工会への計画の策定を促していきたいと考えております。そのため、BCP策定に係る補助制度については現在のところ考えてはおりません。 次に、事業承継計画につきましても、石川県産業創出支援機構の石川県事業引継ぎ支援センターで専門家による事業承継計画の作成について、無料で支援をしていることから、補助制度については考えておりません。 石川県事業引継ぎセンターでは、そのほかM&Aについても、その進め方の助言や専門家の方の紹介等を行っており、事業承継を考えておられる事業者には、まず、そちらに相談していただき、必要となる経費については、国の経営資源引継ぎ補助金制度がありますので、そちらを御活用いただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(村本一則君) 池元勝君。     〔1番(池元 勝君)質問席登壇〕 ◆1番(池元勝君) 今、今回のような未曽有といいますか、誰も体験したことがないこういった状況の中で、非常に経済は疲弊しています。注視するという言葉はありましたが、注視をしていてもものは変わっていきません。なので、ぜひ皆様方、しっかりと現場に足を向け、足を使って、いろんな団体や商工会、商工会議所、鉄工団地組合など、いろんな団体、企業にしっかりと足を運んで現状を把握していただき、今言われたいろんな補助制度があるというのは、すみません、自分も勉強不足であまり分かっていなかったんですが、そういったことも県のほうにあるよ、国のほうにあるよということを、ぜひ市のほうからも伝えていってもらえるように、そういった取組をしていっていただけるように、そして、市民である白山市に構える企業の皆様が安心して経営を行えるような、そのように取組、活動のほうをお願いしたいというふうに思います。 そして、もう一つ、やはり側面的な支援ばかりではなく、もうダイレクトに企業の助けになるようなそういった支援のほうをお願いしたい。今回、前回からありましたようなドライブスルーの企画だったり、みらい飯だったり、ああいった本当に直接企業を救うような企画、それを応援した市のああいった考え、すごくいいと思います。ああいったことをまた今後も促せるような施策のほう、お願いいたしたいというふうに思います。 それでは、最後の質問に移りたいと思います。 パブリックコメントについてお聞きいたします。 パブリックコメントについて白山市のウェブサイトには計画などの策定に当たり、その計画の趣旨、目的、内容などを公表し、これらについて提出された市民の皆様の意見を考慮して意思決定を行う手続のことというふうにありました。そして、3点の目的も掲げてありました。 市政への積極的、幅広い参画の機会の確保。計画などの策定段階での公平性の確保、透明性の向上。市民との協働による市政の推進の3点です。 いつも、どれくらいの市民の方が計画の策定などに興味を持たれて意見していただけるのか、また、その意見に対してどのように反映されているのか気にしながらネットのほう拝見いたしております。 令和元年度は10件の計画に対し、8件は意見がゼロでした。残りの2件も4名の方、そして3名の方からの御意見でした。 平成30年度は7件の計画に対して6件がゼロでした。1件には2名の方からの御意見がありました。 果たしてこの数で先ほど述べた3点の目的は達成しているのでしょうか。さらに、意見に対する回答も市の考え方を述べるにとどまり、計画の変更や修正に至ってはいないように見受けられます。これでは意見をした側も反映されずに今後意見をする思いもなくなってしまうのではないかというふうに考えます。そして、意見を考慮した意思決定につながっていないのではないでしょうか。 このようなパブリックコメントにおける現状を踏まえて3点お聞きいたします。 1点目、圧倒的に数が少ないですが、これをどう捉えていますか。 2点目、パブリックコメントを取るタイミングが議会や審議委員会での素案審査を終えてから出てくるので、その後の計画変更が難しく、市の考え方を述べるに至っているのではないかと推測しますが、そのタイミングを考慮してはいかがでしょうか。 3点目、市民モニター制度やITを活用し、サロンや掲示板を設置するなど、声の集まる仕組みを構築してはいかがでしょうか。 以上3点について答弁を求めます。 ○議長(村本一則君) 中企画振興部長。     〔企画振興部長(中 英俊君)登壇〕 ◎企画振興部長(中英俊君) パブリックコメントについての御質問にお答えいたします。 初めに、圧倒的に数が少ないがどう捉えているかということについてであります。 パブリックコメントの実施につきましては、白山市のよりよいまちづくりを推進するため、計画などを策定するに当たり、多くの市民の皆様の御意見をお聴きするために行っております。 議員御指摘の御意見が少ないのではということにつきましては、市ホームページにおいて、パブリックコメントの専用ページを設けており、合併以来、令和元年度末まで106件の案件にパブリックコメントを実施し、約半数の51件の案件に御意見をいただいております。しかし、議員御指摘のとおり年々御意見は少なくなってきている状況にございます。 しかしながら、昨年度各案件への専用ホームページへのアクセス数におきましては887件ありまして、提出された御意見は少ないながらも市の政策に関心を持たれる方は少なくはないのではないかというふうに考えております。 次に、パブリックコメントを取るタイミングを再考してはについてであります。 パブリックコメントを取る時期につきましては、まず素案を審議会や市議会の委員会等で御意見をいただいた後、パブリックコメントを適時実施しております。 次に、市民モニター制度やITを活用するなど、声の集まる仕組みを構築してはどうかということについてであります。 パブリックコメントの実施につきましては、先ほど申し上げましたホームページのほか、広報はくさんに掲載するとともに、担当課、各支所、市民サービスセンターの窓口での閲覧も可能になっております。また、計画によっては、事前に住民説明会を開催しているものや市民アンケートを実施しているものもあります。 なお、市民の皆様からの御意見につきましては、市長への提案はがきやメール、まちづくり会議などでもお聴きしており、市民の皆様が市政に参加しやすい環境づくりに努めているところであります。 今後とも多くの市民の皆様からの御意見をいただくため、これまでの広報媒体だけではなく、フェイスブックをはじめ、SNSの活用など、できるだけ多くの声が集まれるように、また研究をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(村本一則君) 池元勝君。     〔1番(池元 勝君)質問席登壇〕 ◆1番(池元勝君) せっかく取っているパブリックコメントですので、今言われたように、今後フェイスブックやSNSを活用してという話もありました。いろんな方法、手法があると思いますので、市民の皆様でつくる、そういったこの白山市、明るい白山市をつくっていけるように市民の皆様の声を、聴きやすい、そして、反映できるような仕組みを構築していっていただきたいなというふうに思いますので、研究のほうよろしくお願いいたします。 それでは、これで私の一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(村本一則君) 池元勝君の質問は終わりました。 次に、山口俊哉君の質問に移ります。 5番、山口俊哉君。     〔5番(山口俊哉君)質問席登壇〕 ◆5番(山口俊哉君) 4月を上回る状況で新型コロナウイルス感染者が現在急増しております。私は、第2波に突入をしているというふうに思っております。しかし、ほとんど何もしない政府の対応を考えますと、先ほど池元議員もおっしゃいましたが、コロナと共存していくウィズコロナを真剣に考えなくてはならない、そのように思っている市民の方は多いのではないでしょうか。スウェーデンのように社会として集団免疫の獲得を目指しているようにも感じません。したがって、ワクチンや効果的な薬ができるのを待つということではないでしょうか。しかし、時間はまだまだかかりそうです。しばらくは、コロナと共存しながらも持続可能な社会を目指す必要があると考えます。そのためには、市がやらなければならないことは何か、できることは何でしょうか。 そんなことを考えながら、通告に従い質問したいというふうに思います。 7月から急増しているコロナ感染者でございますが、政府は緊急事態宣言を出そうとはしません。医療機関が逼迫していないということを理由に挙げております。感染者が出続けようが、このまま経済活動を止めずにやっていこう、そういうふうに見えます。そうすると、この状況はしばらく続くと覚悟する必要があると考えますが、市の見解を伺います。 この状況で、市としてできることは、まずは、市民の皆さんに新しい生活様式の徹底を呼びかけ、その上で、感染拡大防止策を継続して企業や個人事業者にお願いをするしかないと考えますが、市の見解を伺います。 その上で、本市としては水道料の減免であったり、地域応援券を配るなど様々な財政努力をしてきました。その結果、支援のための財源はほとんどないというふうに思います。では、この状況で行政としてできることは、来年度の市税であったり、あるいは国民健康保険税の負担を市としてできる範囲で軽減するしかないというふうに考えますが、市の見解を伺いたいと思います。 ○議長(村本一則君) 市長、山田憲昭君。     〔市長(山田憲昭君)登壇〕 ◎市長(山田憲昭君) 新型コロナウイルス感染拡大防止に対する経済支援について、私のほうからは、1点目と2点目についてお答えをいたします。 初めに、政府が感染拡大防止と経済活動の両立を図ろうとしていることについての見解であります。 政府は、新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるため、4月16日に全国を対象に緊急事態宣言を発出し、5月25日に解除をいたしました。 その効果は大きく、一旦は収束に向かいましたが、7月に新規感染者が再び増加に転じ、現在は第2波の後半と言える状況であります。 このことから、コロナの収束には数年単位の長期化が見込まれているところであります。 私どもが緊急事態宣言から学んだことは、市民の安全・安心な暮らしづくりのための感染防止対策と社会経済活動は両立をさせなければならないということであります。 このことを踏まえ、次の質問にお答えをいたします。 市民、企業に新しい生活様式の徹底を呼びかけてはについてであります。 新型コロナウイルス感染症は、感染が一旦落ち着いても、再び流行が起きますので、長期的な対応に備えて新しい生活様式に切り替える必要があります。 本市では、新しい生活様式を市民の皆さんに理解と取組をしていただくため、ホームページに市長メッセージとともに、厚生労働省及び石川県が公表する新しい生活様式の実践例を掲載し、その定着を呼びかけております。 また、企業や個人事業者に対しましても、国の感染拡大防止業種別ガイドラインをホームページに掲載をして感染予防対策を働きかけております。 感染拡大による医療崩壊を防ぎ、社会経済活動を維持するためには、市民一人一人がコロナを正しく恐れ、社会全体で感染拡大防止に取り組むことが必要であるというふうに考えております。 ○議長(村本一則君) 横川総務部長。     〔総務部長兼選挙管理委員会事務局長(横川祐志君)登壇〕 ◎総務部長兼選挙管理委員会事務局長(横川祐志君) 私のほうからは、3点目の来年度の市税の軽減などの支援についてお答えします。 初めに、国民健康保険税については、現在、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した世帯に対して、国の財政支援基準に基づき、令和2年2月1日から令和3年3月31日までの間に納期限が設定されている場合に減免を行っています。 次に、固定資産税及び都市計画税については、資本金等が1億円以下の中小企業者・小規模事業者が所有する償却資産と事業用家屋について、令和3年度課税1年分に限り、売上高の減少割合に応じ、軽減することとしており、減額分は、全額国が補填することとされており、これら制度の周知にも努めてまいります。 なお、市県民税、その他市税につきましては、来年度以降、市の行政サービス維持のため、その税収の安定的な確保が不可欠であることから、現時点で国の減収補填なしに本市独自で減免を行うことは考えておりません。 今後の軽減措置につきましては、国・県の動向を注視し、対応してまいりたいと考えております。 ○議長(村本一則君) 山口俊哉君。     〔5番(山口俊哉君)質問席登壇〕 ◆5番(山口俊哉君) ポイントは、市長が言うように数年単位だということになれば、これ継続する必要があるということだと思います。ただ、人間はどうしても慣れてくるというか、忘れてしまうというか、やっぱりそういったことがありますので、感染拡大防止をちゃんとやっていますというようなことをアピールするようなポスターなんかを、例えば店頭に掲示していただくとか、当然市だけではできないので、県とかあるいは商工団体とそういった取組をやって、そういうしばらくこれはかかるから、でも感染対策しているから、ある程度利用しましょうみたいな形でやるということができないのか再質問です。 もう一点は、この減税については当然市でなかなかできない、これは国がやるべきものだというふうに思います。今、野党のほうでも消費税の減税なんていうようなことも出ていますが、市としてこの減税を国のほうに申し出るというようなことはできないんでしょうか。 2点再質問します。 ○議長(村本一則君) 村井健康福祉部長。     〔健康福祉部長兼福祉事務所長(村井志朗君)登壇〕 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(村井志朗君) 再質問にお答えをいたします。 私のほうからは、1点目の事業所等でのコロナ対策のそういうアピールをしながらの経済活動ということで、石川県新型コロナ対策取組宣言ということで、石川県と、それから商工会議所などで経済団体とが協力をして取り組んでおる取組がありまして、その中で、そういう感染防止対策に取り組んでいる事業所に対して、宣言書あるいはそういうステッカー、こういったものを配布して店頭等に掲示をして、お店等においでいただいた方が安心して利用できるようなそういった環境づくりの取組を進めております。 以上です。 ○議長(村本一則君) 横川総務部長。     〔総務部長兼選挙管理委員会事務局長(横川祐志君)登壇〕 ◎総務部長兼選挙管理委員会事務局長(横川祐志君) 私のほうからは、減税等について国に働きかけてはどうかということでございますけれども、最初にコロナがはやり始めた頃もいろんな要望を、全国市長会等を通じて要望しているものがかなり実際に実施されたというふうに感じておりますし、今後のそういう減税とかについても引き続き、また全国市長会等を通じてお願いしたいというふうに思っています。 ○議長(村本一則君) 山口俊哉君。     〔5番(山口俊哉君)質問席登壇〕 ◆5番(山口俊哉君) ポスターの掲示等とステッカーのことは知ってはいるんですけれども、その感染対策しましょうということで、ちゃんと消毒しましょうとか、何かそういう継続するというのは大変難しいんで、安全ですというのも当然事業者としては当然なんですけれども、ポスターはそういう店頭に貼ることで市民向けに、ちゃんと消毒せんと駄目やな、やっぱりソーシャルディスタンス取らなきゃ駄目だなというそういう意識づけになると思うんで、県、商工会議所に任せるだけじゃなくて、市としても何か少し商工団体とそういった取組ができないんでしょうか。 再質問です。 ○議長(村本一則君) 村井健康福祉部長。     〔健康福祉部長兼福祉事務所長(村井志朗君)登壇〕 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(村井志朗君) 再質問にお答えをいたします。 市としての独自の取組ということでございますが、今そうした県の取組があります。そういう中で市として、またそういう同趣旨のそういう取組の中で独自にどういうような形でできるのか、また産業部ともまた協議していきたいと思います。 ○議長(村本一則君) 山口俊哉君。     〔5番(山口俊哉君)質問席登壇〕 ◆5番(山口俊哉君) やっぱり覚悟を持って、数年単位、しばらくこれは続くんだという覚悟を持って、各事業所さんともいろいろ相談をしてほしいなというふうに思います。 次です。 新型コロナウイルス感染者への差別等についてです。 報道等で、感染した方が転居を余儀なくされたとか、転校したというような報道を聞くことがあります。本市でもそういった差別が起きる可能性は否定できません。そういった差別、偏見を禁ずる条例の制定を行ってはいかがでしょうか。昨日、吉本議員も同じような趣旨の質問しておりますけれども、再度答弁を、見解を伺いたいと思います。 また、条例制定とは別に、コロナ感染者に対する差別ゼロ宣言を市として行う、それに準ずる宣言を市内の各種団体、学校、あるいは市民の皆さんに行っていただく取組を行ってはどうでしょうか。その取組の中で、差別はいけないという啓発ができるというふうに考えますが、市の見解を求めますし、併せて市教委の見解も求めたいと思います。 ○議長(村本一則君) 市長、山田憲昭君。     〔市長(山田憲昭君)登壇〕 ◎市長(山田憲昭君) コロナ感染者への差別についてお答えをいたします。 初めに、差別を禁ずる条例の制定についてであります。 感染者の方やその関係者などに対する差別や偏見は人権侵害につながります。 市では、白山市共生のまちづくり条例、白山市男女共同参画推進条例、白山市子どもの権利に関する条例などで、人権擁護や差別の解消について規定をいたしております。 新型コロナウイルス感染拡大に関する人権の尊重につきましては、既存の条例の中で読み取れますので、今のところは条例の制定につきましては考えてはおりません。 次に、差別ゼロ宣言を行い、各種団体や市民が差別ゼロ宣言を行う取組をしてはどうかについてであります。 新型コロナウイルス感染症を正しく理解し、冷静に行動をしていただくことが、差別ゼロにつながるものと考えております。 そのため、今ほど申し上げましたとおり、市長メッセージを発信したところであり、今のところ差別ゼロ宣言を行うことは考えておりません。 新型コロナウイルス感染症に対する不安と恐れが、感染者及び関係者に対する誹謗中傷、差別を助長するといった傾向にあります。 正しく知識を深め、その不安や恐れが軽減されるよう、今後も、コロナウイルス感染症に関する様々な情報を正確に、適宜発信をし、差別ゼロにつながるように取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(村本一則君) 松井教育長。     〔教育長(松井 毅君)登壇〕 ◎教育長(松井毅君) 私のほうからは、3番目の公民館や学校などの教育施設における差別ゼロ宣言の取組についてお答えをいたします。 市民の皆様におきましては、新型コロナウイルスに関して情報が少ないことやこれまでとは異なる生活のため、不安や恐れ、ストレスを感じていることと思います。 しかし、不確かな情報に振り回されて、感染者や濃厚接触者、医療関係者、そして全ての方に対して誹謗・中傷・差別することは断じて許されることではございません。 教育委員会におきましても差別ゼロ宣言については、市の見解と同じですけれども、正しい情報に基づいて冷静に行動していただくとともに、新型コロナウイルス感染症に関連した人権に配慮いただくよう、市民啓発にも努めてまいりたいと思います。 なお、学校におきましては、例年、いじめを見逃さない学校づくりという取組の中で、いじめゼロを目指した取組を児童会、生徒会を中心に行っているところであり、今後、新型コロナウイルス感染者への偏見や差別も含めた取組に力も入れてまいりたい、このように考えております。 以上です。 ○議長(村本一則君) 山口俊哉君。     〔5番(山口俊哉君)質問席登壇〕 ◆5番(山口俊哉君) 先ほど答弁の中に、市長のほうから正しく恐れるというお言葉がありました。やはり間違って恐れる、あるいは間違った情報で感染者が悪いというそういったことにならないようにということだというふうに思います。 この差別ゼロ宣言については、そういったことを勉強する中で、ただ宣言しても駄目なんで、そういったことを勉強して、学習して少し啓発をしながら、そうだねということで差別しないよというそういう宣言をしたらどうかということで、啓発に対することは当然必要だと思いますけれども、そのゼロ宣言をする中で、そういったことが啓発できる、正しく恐れていただくということにつながると思うので、長期化していく中で、昨日の答弁では、そういったいじめとか差別の事例はないというふうに市は言っていますけれども、本当にこれはないのかということは、私は言い切れないと思っていますので、何らかの機会でもう一度少し考えていただけたらということを切望して、次の質問にいきます。 次は、宅配ボックスの設置補助についてです。 一昨年6月会議において、宅配ボックスの補助制度の導入を求めたところ、「国等の取組の状況を注視していきたい。」という答弁でした。ウィズコロナのこの時代に宅配を利用する市民が増えているのではないでしょうか。あるいは業者によっては玄関先に置いていくと、接触を防ぐために置いていく、そういった業者もいらっしゃいます。 設置者であったり、あるいは配達業者さんのこれは安全を守ることにもつながっていくのではないかなというこの宅配ボックス、ウィズコロナの生活に必要不可欠だというふうに考えます。設置拡大のために、本市での補助制度の新設を再度求めて、市の見解を伺いたいと思います。 ○議長(村本一則君) 村田市民生活部長。     〔市民生活部長(村田久美君)登壇〕 ◎市民生活部長(村田久美君) 宅配ボックスの設置補助についてお答えします。 宅配ボックスは、近年の宅配便の急激な増加による再配達が、CO2の排出など環境負荷や労働力不足の面から社会問題化しております。 これに加え、新型コロナウイルス感染症の流行などにより、感染症対策といった側面でも宅配ボックスのニーズは、これまで以上に高まっているところです。 本市においては、これまで先進地である、あわら市と国の取組を研究してまいりました。 あわら市では、平成28年12月から平成29年3月まで企業と連携し、宅配ボックス利用の実証実験を共稼ぎ世帯106件に対して行いました。 その結果については、再配達率が49%から8%へ激減し、大きな効果があったことが示され、また、平成29年度から開始した国の実証実験においても同様の効果でありました。 しかし、あわら市では、同時に実施した補助事業においては、平成29年度から令和3年度の3年間で、計14件の低調な結果に終わり、令和元年度で終了したとのことです。 これらの結果を踏まえ、本年8月、宅配ボックスとIT技術を組み合わせた先進的な取組を行っている市内企業を視察し、意見交換を行いました。 その中で、再配達は何回でも無料であるため、宅配ボックスの購入まで至らないこと、また、この再配達削減システムを有効とするためには、宅配業者の理解と協力が課題であるとの意見がありました。 本市では、これまでの調査や意見を踏まえ、宅配ボックスのメーカー、宅配業者、IT企業などと連携し、本市の状況に合った、市民が活用しやすい補助制度や有効なシステムについて研究を続けてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(村本一則君) 山口俊哉君。     〔5番(山口俊哉君)質問席登壇〕 ◆5番(山口俊哉君) 研究していくということなんですけれども、1点再質問で、国のほうが補正予算をコロナ関係で組みましたが、このコロナ予算をこの宅配ボックスの補助に使うということはできるのでしょうか。もしできるならば、来年の3月31日まで限定でそういった補助をつけるというようなことも考えられると思うんですけれども、再質問したいと思います。 ○議長(村本一則君) 横川総務部長。     〔総務部長兼選挙管理委員会事務局長(横川祐志君)登壇〕 ◎総務部長兼選挙管理委員会事務局長(横川祐志君) 再質問にお答えします。 宅配ボックスに対して、国の地方創生臨時交付金の活用というのは、コロナ関係であるので、その分に充当するということは可能ではないかと思います。最終的な確認は必要だとは思いますけれども。 ただ、今ほどの答弁の中にあったように、先進地事例でも実際に、何回も宅配してもそれが受け取る人の側の費用にならないということで、高額な宅配ボックスを買うというところまでには至っていないと、そういうようなこともありますので、今ほど申し上げた、また調査研究含めてやっていきたいと思います。 ○議長(村本一則君) 山口俊哉君。     〔5番(山口俊哉君)質問席登壇〕 ◆5番(山口俊哉君) 調査研究している時期と今コロナの状況とはやっぱり違うと思います。ですから、確認が必要だということなんですけれども、確認してもし使えるようなら、もう期間限定でやってもいいんじゃないかな、あるいはそういう補助制度をつくると、新築する家がつけるようになっていくんじゃないかというようなことも考えられますので、さらに調査研究していっていただきたいというふうに思います。 では、次の質問です。 池元議員からマイクロツーリズムのお話がございました。このマイクロツーリズム、大変注目すべき、このウィズコロナを考えますと大変大切な観光ではないかというふうに思います。 本市でも、そういう少人数、あるいは日帰り、あるいは近距離、そういったことを十分意識すべきだというふうに思います。観光文化スポーツ部長の答弁にあったとおり、白山ろくのほうにはそういった方々が8月大変たくさん訪れているというふうに聞きました。 では、美川、松任地域はいかがなんでしょうか。美川地域の日本遺産に認定された北前船寄港地・船主集落、あるいは松任地域の旧北国街道を生かしたそういった観光にもっと積極的に取り組んで、白山市の文化、そういったものに触れてもらうことは十分これ観光に値するというふうに思います。もっと積極的にこの美川、松任地域の観光にも取り組むべきではないでしょうか。ぜひジオパークも絡めて戦略を持って取り組んでほしいと思いますが、市の見解を伺います。 また、美川地域や松任地域の魅力アップのため、ジオパークで使用している古地図に記載されている古い建造物を保存したり、あるいは再建する、あるいは案内看板を設置する、そういったことが必要と考えますが、市の見解を伺いたいと思います。 ○議長(村本一則君) 山下観光文化スポーツ部長。     〔観光文化スポーツ部長(山下浩雅君)登壇〕 ◎観光文化スポーツ部長(山下浩雅君) 松任地域、美川地域の観光における本市の戦略についてお答えいたします。 美川地域におきましては、日本遺産に認定された北前船の寄港地として、栄華を極めた歴史のある地域でございます。 今に受け継がれるおかえり祭りなどの文化、食の世界遺産とも言われるフグの卵巣の糠漬けをはじめとする発酵商品などは、全国に発信することができるすばらしい観光資源でもございます。 10月以降に実施される北前船に関する観光交流事業では、これらを含む観光ルートの磨き上げを行い、今後のツアー化を目指したいと考えております。 松任地域におきましても、老舗の和菓子店や通り沿いは、加賀藩を支えた北国街道の宿場町として栄えた歴史が今もうかがえ、200年以上前の古地図を片手に、ガイドの説明を聞きながら散策すると、とても趣深い地域であることが分かります。 現在、石川中央都市圏の事業として、旧北国街道を生かした歴史探訪を行っており、加えて、松任地域の名所を巡るジオフォトロゲイングなど、市内外から多くの方に参加をいただいている事業がございます。 今後は、北国街道として広域的な取組を含めて、活動を継続して実施してまいりたいと考えております。 次に、古い建物の保存、再建と案内看板の設置についてであります。 まず、古い建物、いわゆる町家風の建物だと思いますが、現在その多くが住まいにされていると認識をしております。 今後は、立地状況を把握してまいりたいと考えております。 案内看板につきましては、江戸時代の在郷町としての面影を今に伝えます木戸跡、高札場跡、御旅屋跡、火除地跡など、このかいわいには10基以上の石柱や石碑が設置されており、今後、新たな設置、それから表記の仕方など検討してまいりたいと考えております。 また、現在、白山手取川ジオパークでは、まち歩きジオツアーとして古地図を活用したツアーを実施しております。 この古地図につきましても、現在の地図と併記して解説するなど、分かりやすく、親しみやすいマップの作成により、さらなる有効な活用を検討しているところでございます。 以上であります。 ○議長(村本一則君) 山口俊哉君。     〔5番(山口俊哉君)質問席登壇〕 ◆5番(山口俊哉君) 美川のほうは10月以降に少し取組をというようなことで大変期待したいというふうに思いますし、松任のほうも中央都市圏というような話もありましたけれども、マイクロツーリズムのこの時代、数年単位でなかなか遠いところに行けないよ、近いところをということになれば、白山市民がこの白山市内を知ってもらう大変いいチャンスだというふうに思いますし、先ほど申したとおり家族とかのその少人数であれば安心感もあります。たくさんの人数の人がまちを歩いていると、うっと思いますし、あるいは県外ナンバーの大型バスが止まって、そこから人が降りてくれば、えっとやっぱり思うのが今のウィズコロナの時代だと思います。 そういったときに、自家用車で来て少人数の家族連れあるいはペア、そういった方がこの白山市内を回る、巡るというこの観光がやはりマイクロツーリズム、この観光がやはり一番の狙いどころだというふうに思います。 古地図の話がありましたけれども、この古地図があるということを知っている方が白山市民にどれくらいいらっしゃるかということを考えたときに、いかに知ってもらって、発信をしていくか、松任にももっといいところあるよ、美川はこんないいところあるよ、当然、鶴来、白山ろくもそうです。 そういったところの発信ということについて、観光部長のほうに再質問したいと思います。やはりこの辺がまだまだ弱いんじゃないんでしょうか。 ○議長(村本一則君) 山下観光文化スポーツ部長。     〔観光文化スポーツ部長(山下浩雅君)登壇〕 ◎観光文化スポーツ部長(山下浩雅君) 山口議員の再質問でございます。 確かに、発信、広報、啓発、不足する部分があるというふうに思います。 そして、何よりも、先ほどの獅子吼高原ではありませんけれども、市民の皆様が市内各地にお出かけいただく、これがまず今のウィズコロナ時代でやらなければいけないことだというふうに思います。 白山市として、そして公民館活動なども一つの視点かと思いますけれども、様々なところに声をかけながら市民の皆様の市内の循環が進むように、ありとあらゆる手を考えていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(村本一則君) 山口俊哉君。     〔5番(山口俊哉君)質問席登壇〕 ◆5番(山口俊哉君) このコロナがはやる前の観光と今の観光とでは、やっぱりやり方が違うというふうに思います。近隣の方にも来て地元を知ってもらう、そういういい機会だ、いいチャンスなんだという機運をつくっていくということも大切なことだというふうに思いますので、市としてきちっとできることをやっていってほしいというふうに思います。 では、次の質問です。 ウィズコロナで心配なものは、やっぱり学校の教室の密集度ではないでしょうか。現在の40人学級では大変密になり、距離を取ることができない、そういう状況にあります。しっかりとした距離を取るには1クラスの人数を20人程度にする必要があるというふうに言われています。しかし、この少人数学級については、国の動きは大変鈍いですし、県としても少人数学級を推進しようというふうには見えません。 現在、小学校5・6年生と中学校2・3年生は40人学級になっておりますが、まず、市として講師を雇って、来年度この部分35人学級にするということにいたしませんか。また、30人学級を強く国・県に要望しようではありませんか。市の見解を伺いたいと思います。 ○議長(村本一則君) 毛利教育部長。     〔教育部長(毛利文昭君)登壇〕 ◎教育部長(毛利文昭君) 少人数学級の御質問にお答えいたします。 まず、来年度、市独自に講師を雇い、小学校5・6年、中学校2・3年を35人学級にしてはどうかについてであります。 御承知のとおり、国の基準は小・中学校の1クラスの標準人数は40人以下で、小学校1年生のみ35人以下であります。 これに県は、小学校2年生から4年生までと、中学校1年生を35人学級に上乗せ運用しており、本市では、小学校1年生をさらに上乗せ運用し、30人学級としております。 ちなみに、本市が今年、小学1年生の30人学級のため、市単独で雇用している非常勤講師は6人で、それぞれ授業を受け持ち、丁寧な指導に努めていただいております。 御指摘のとおり、今回の新型コロナウイルス感染予防に必須である教室内のソーシャルディスタンスは、非常に確保しづらい状況にあります。 そのため、35人学級にすることで、少しは密が緩和されると思いますし、加えて、児童・生徒一人一人に目が行き届きやすくなり、丁寧な指導も期待もできます。 一方で、課題もあります。 御提案の4学年を35人学級にした場合、すぐに教室を確保するということは非常に困難でありますし、教員不足の現状から必要な講師を確保できるかが定かでありません。 来年度すぐに、国・県の支援なしで、市単独で35人学級に取り組むことは難しいと考えております。 これまでも県に、教育の各般で拡充をお願いしておりますが、この35人学級につきましても、基準の拡大に向け、要望をしてまいりたいと考えております。 次に、国・県に30人学級を強く要望してほしいについてであります。 これまでも、国・県に対し、適正な学級規模の実現を要望してまいりました。 特に、今年度は新型コロナウイルス感染症の再拡大が懸念されていますので、全国知事会、全国市長会、全国町村会の地方3団体が文部科学大臣に、少人数学級の実現と必要な教員確保を求める要望を行っているところであります。 本市といたしましても、少人数学級と教員確保を国・県に強く要望してまいりたいと考えております。 ○議長(村本一則君) 山口俊哉君。     〔5番(山口俊哉君)質問席登壇〕 ◆5番(山口俊哉君) 小学校1年生を30人にしているだけで、それはすごいというふうに言われます。白山市頑張っているねというふうに言われます。ですから、この35人に市でやるというのは物すごく大きな売りというんですか、そういったものになるというふうにも思います。 教室の確保ということで、教育部長からありましたが、小学校2年生から4年生、それから中学校1年生も、これ35人学級にするか、少人数授業で算数とか分けてやるか、併用というふうに、どちらか選べる形になっております。教室の確保は多分クリアできると思いますし、あとは講師が見つけられるかとか、あるいはあとは予算の問題だというふうに思います。 市長に、この少人数学級について出してありますので、市長、少しでも少人数学級を進めたいんだという意気込みというか、そういったものをぜひ市長の声でお聞かせ願えればと思うんですけれども、再質問です。 ○議長(村本一則君) 市長、山田憲昭君。     〔市長(山田憲昭君)登壇〕 ◎市長(山田憲昭君) 今、部長もお答えしましたとおり、全国市長会等を通じて国にこの少人数学級については取り上げていただいて、教育環境をよくしていただく、このことについては強く要望していきたいというふうに思いますし、やっぱり少人数学級がもたらす教育効果は確かに現れているということも認識しております。 また、併せて、このコロナの時代でありますので早い実施ができるように、今後とも国に要望してきたいなというふうに思っておる次第です。 ○議長(村本一則君) 山口俊哉君。     〔5番(山口俊哉君)質問席登壇〕 ◆5番(山口俊哉君) 教室の中で感染が広がるクラスターというんですか、もしそういったことになった場合、この責任は誰にあるのかということを考えたときに、やはり学校の先生なのかと、いや、密にしている教育行政、あるいは市の責任というようなものも、私はやっぱりあると思いますし、それは国の責任でもあるというふうに思います。 県内でも小学生に感染者が出たと、あるいは市内で中学生の感染者が出たというような報道もあります。やはりそういったところで、学校のほうで大変その密になっているというところでは、大変敏感に苦労されております。 ぜひとも少人数になるように、市長含めて、ぜひともお願いして、次の質問に移ります。 毎年12月に県内の小学校5年生と中学校2年生を対象に、テストを県は行っております。名称を評価問題というふうに言っています。問題を作って配布しているのは県の教育委員会です。県の教育委員会に聞きますと、この評価問題は各市町の教育委員会からの要請で行っているというふうに言っています。3月から5月まで長期間休校して、授業時数確保のために夏休み、冬休みを短縮している、そういう大変な現在の学校の状況を考えると、今年は県教委に実施の要請をすべきでないと考えますが、市の委員会の見解を伺います。 ○議長(村本一則君) 松井教育長。     〔教育長(松井 毅君)登壇〕 ◎教育長(松井毅君) 12月に県内の小学5年生と中学2年生に一斉に実施される評価問題についてのお答えいたしたいと思います。 今年度、コロナ感染症の学校教育への影響を考慮し、4月に行われる予定でございました全国学力・学習状況調査、さらに県の基礎学力調査、これらは実施をされませんでした。 長期休業があった中で、児童・生徒の学力を保障していく上で、各学校で児童・生徒の現状を知り、学力について客観的なデータで見るということは必要であると考えております。 学力の状況を把握することで、児童・生徒の学力向上につながる授業改善に役立ててまいりたいとこういうふうに考えております。 授業日の確保もおおむね順調でありまして、12月であれば、この評価問題の実施が可能であるとこういうふうに捉えております。 以上です。 ○議長(村本一則君) 山口俊哉君。     〔5番(山口俊哉君)質問席登壇〕 ◆5番(山口俊哉君) このウィズコロナの時代、恐らくコロナもインフルエンザと同じように、かかった学校が出れば休校にしていく、あるいは学級閉鎖、学校閉鎖、学校自体は動いているというようなことでやっていくのだろうというふうに思います。 そんな中で、恐らく来年4月には、教育長冒頭申しました国の学力状況調査、県の調査テストは行われるというふうに考えたときに、やはりその事前練習の小学校5年生と中学校2年生の12月のテストはやるんだという意思表示だというふうに認識を今しました。大変残念な状況だというふうに思います。 このコロナの時代を考えたときに、当然、学力の保障は必要かとは思いますけれども、それ以外の、ペーパー学力以外の学力が大事なんだと6月会議で教育長は申しました。そこのところを育てる教育の時間がもっと大事だと、12月なら取れるんじゃないかというふうに教育長申しましたけれども、いや、ペーパー学力以外のその時間をちゃんと確保するんだよと、流行してはやったら休校しなきゃいけないんだから学校が開いている間は、そこにちゃんと傾注すべきだというふうに思うんですけれども、これ再質問しても教育長の答弁は変わらないと思うんですけれども、ぜひこれはやっぱりそこのペーパー学力以外が大事で、そこの時間を大事にしたいんだという観点からも、やらないというふうに言う、あるいは横の連携が必要ならば他の市町の教育長さんに今年はやらないでおこうというようなことで相談ができないのか再質問したいと思います。 ○議長(村本一則君) 松井教育長。     〔教育長(松井 毅君)登壇〕 ◎教育長(松井毅君) 山口議員の再質問、再答弁は先ほどと同じようになるかと思いますけれども、やはり私もそういう意味では今言われましたようにペーパーだけではない、いろんなことをいろんなところで学ぶ、自然に親しむ、あるいは読書に親しむ、そういったことをしながら、子供たちの力というのはいろんな意味でついていくんだろうと思います。 でも、ただ、これについては、やはり先ほども申し上げたとおり、やはり先生方の授業力改善、授業力向上のためということで実施したいとこういうことでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(村本一則君) 山口俊哉君。     〔5番(山口俊哉君)質問席登壇〕 ◆5番(山口俊哉君) これ以上は水かけ論になるので、ただ、県は市町の要請でやっていますと言っていますから、要請しなければいいと強くお願いしまして、次の質問にいきます。 少しコロナ関連からは外れた問題になりますが、市としての課題ということで質問させていただきます。 まず、ゼロカーボンシティについてです。 全国では、豪雨災害が毎年頻発をしておりますし、台風も大型化しているなどと言われています。その原因は地球温暖化であるというふうに思います。環境省は地球温暖化を抑制するために、2050年までにCO2排出量ゼロを目指す、ゼロカーボンシティの取組を推進しております。 本市でも、このゼロカーボンシティの宣言をして、その実現に向けたロードマップをつくり、実行していく必要があると考えますが、市の見解を伺います。 ○議長(村本一則君) 村田市民生活部長。     〔市民生活部長(村田久美君)登壇〕 ◎市民生活部長(村田久美君) ゼロカーボンシティについてお答えします。 ゼロカーボンシティとは、炭素がゼロの都市ということであり、2050年までにCO2などの温室効果ガスの排出量と森林等の吸収を相殺し、排出量を実質ゼロとする地球温暖化防止の取組で、脱炭素社会に向け、近年、宣言する自治体が増えつつあります。 全国的に見ると、150余りの自治体が宣言をしており、県内では、金沢市と加賀市が宣言を行っております。 本市の地球温暖化防止の取組でありますが、平成22年1月、県内唯一となる地球温暖化対策条例を制定施行し、これに基づき、平成23年度から令和2年度までを期間とする第1期地球温暖化対策地域推進計画を策定し、市民、事業者、行政が一体となって温室効果ガスの削減に努めております。 今年度この第1期計画が終了することに伴い、環境審議会及び地球温暖化対策地域協議会に諮りながら、来年度からスタートする第2期計画の策定を行っているところであり、その中で、中期目標及び長期目標を設定し、ロードマップを作成する予定であります。 ゼロカーボンシティの宣言につきましては、SDGsの取組や省エネルギーの実践、住宅用太陽光発電など再生エネルギーのさらなる推進及び本市の豊かな森林による温室効果ガスの吸収の状況などを合わせ、計画の見直し作業を行う中で検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(村本一則君) 山口俊哉君。     〔5番(山口俊哉君)質問席登壇〕 ◆5番(山口俊哉君) 昨日、藤田議員のほうから、ごみの減量化という話がありましたけれども、当然そういったこともこの中に入ってくると、フォーカスされてくるというふうに思いますし、ごみ少なく、二酸化炭素排出を抑えていく、そういった計画を今つくっているということもあって質問させていただきました。 やはり長期目標として、30年後ゼロカーボンシティを目指す、私たちの子や孫にそういった社会を残していくんだという、やはりこの市の本気度というんですか、そういったものがこの宣言に、要はあるというふうに思います。 市長、森林もたくさんあります。白山市は吸収量も大変多いというふうに思います。白山市、このゼロカーボンシティ宣言をして、それに向けてしっかりとしたロードマップをつくっていく、そういったいい機会だというふうに思いますけれども、市長の言葉でぜひ答えてほしいと思うんですけれども、再質問したいと思います。 ○議長(村本一則君) 市長、山田憲昭君。     〔市長(山田憲昭君)登壇〕 ◎市長(山田憲昭君) 今ほど部長も申し上げましたように、審議会に今ちょうど諮問をしているところでありますので、そういった今回の議論も踏まえてそういったことに宣言までいくのか、そういったことも議論をしていただきたいなというふうに思っております。 ○議長(村本一則君) 山口俊哉君。     〔5番(山口俊哉君)質問席登壇〕 ◆5番(山口俊哉君) それでは、部長のほう審議会等々でしっかりと議論をし、その本気度をぜひ見せるということで、最終的に市長がそういう宣言をするというところまで行くことを望みまして、次の質問に移ります。 福祉事業の報酬単価は、国の単価改定に伴って変更されておりますが、市の事業で、白山市になって一度も報酬単価が見直されていない福祉事業があります。例えば障害福祉の移動支援事業では、事業者の団体から継続可能になるように単価の見直しを求める、そういった声が上がっております。 報酬単価が見直されていない福祉事業の報酬単価の見直しが急務ではないかと考えますが、市の見解を伺います。 ○議長(村本一則君) 市長、山田憲昭君。     〔市長(山田憲昭君)登壇〕 ◎市長(山田憲昭君) 福祉事業の報酬単価についてお答えをいたします。 議員御指摘の報酬単価の見直しを求める声がある事業についてでありますが、先般、本市に対して、障害者移動支援事業を実施している市内の事業者から要望がありました。 障害者移動支援事業につきましては、平成18年10月から市の事業として関係する事業者に委託を行い実施をしており、障害のある方にとりましては、社会生活上必要な外出や余暇活動などの社会参加のために不可欠な事業となっていると認識をいたしております。 このため、本市では、実際に障害のある方の外出を支援するガイドヘルパーを養成する講座を県内で唯一開催するなど、担い手の育成を行ってまいりました。 一方、障害福祉サービス事業所に対しましては、ヘルパー人材が不足する中、障害のある方の社会参加の重要性について研修会を通して啓発し、事業参入を促してまいりました。これにより、当初3か所であった障害者移動支援事業所は、現在8か所というふうになっております。 障害者移動支援事業は、本市から市内外の事業者にお願いをして実施しており、また、他市町も同様な方法であり、広域的な事業となってきております。 本市の障害者移動支援事業の報酬単価につきましては、事業開始の平成18年から同じ単価でお願いをしてまいりました。 当該事業の安定的な運営を考えた場合、単価の見直しは必要と考えており、近隣自治体の報酬単価なども参考に、新年度に向けて見直しを行いたいというふうに考えております。 また、市が実施をしておりますほかの福祉事業の報酬単価についてでありますが、これまで適時適切に見直しを実施しており、今後とも、必要に応じて実態に即した対応に努めていくということといたしております。 ○議長(村本一則君) 山口俊哉君。     〔5番(山口俊哉君)質問席登壇〕 ◆5番(山口俊哉君) 最後、市長申したとおり、きちんと対応していっていれば、こういう事態にならなかったというふうに思います。その見直しについて、実際、市の事業で、国のほうで単価改正があったときに、市の事業も、じゃ、どうかなというふうに見るとか、そういった体制というふうなことにはきちっとできているのかどうか再質問したいと思います。 ○議長(村本一則君) 村井健康福祉部長。     〔健康福祉部長兼福祉事務所長(村井志朗君)登壇〕 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(村井志朗君) 再質問にお答えをいたします。 単価の見直しにつきましては、今ほど市長が答弁をいたしましたように、必要なものにつきましては、その時期その時期で適切に対応して見直しをするものがあれば見直しをしてきたということでございます。 その中で、今回の移動支援事業につきましては、平成18年度の事業開始から同単価でお願いをしてきたという経緯の中で、今後、さらにこういった事業の重要性を鑑みまして単価の見直しを行っていきたい、そういう単価の見直しにつきましては、国・県等そういう指導等もありますので、そういったところもきちっと指導を受けながら、あるいは近隣自治体、そういったところの状況も勘案しながら適切に今後も見直しをしていきたいというふうに考えております。 ○議長(村本一則君) 山口俊哉君。     〔5番(山口俊哉君)質問席登壇〕 ◆5番(山口俊哉君) 市役所職員は大変優秀だというふうに私は信じておりますし、きちっと仕事をしているというふうに思っておりますが、今回のこの件については、やはり私は見落としがあったというふうに思います。来年度に向けて見直しをしていくということで、市長のほうから答弁ありました。きちっとしてほしいですし、いろんな各種施策いっぱいあると思うんですけれども、見直すところはしっかりと見直していく、そういったことでぜひお願いしたいと思います。 では、次の質問です。 中宮温泉についてです。 白山白川郷ホワイトロードの無料区間が土砂崩れのため、中宮温泉は今年1年営業ができない大変な苦境に立っております。市として何らかの支援策が必要ではないかなというふうに思うんですけれども、市の見解を伺いたいと思います。 また、道路の管理責任者は県です。県に対して、何らかの支援を市として求めるべきではないんでしょうか。市の見解を伺いたいと思います。 また、これで昨年も土砂崩れにより3か月間営業できず、2年続けて営業に支障を来しております。災害が起こった際に、速やかに何か助成するという制度が、私は必要ではないかなと思うんですけれども、国や県にそういった制度の新設を求める、あるいは市としてもそういった制度をつくるべきではないかと思いますが、市の見解を伺います。 ○議長(村本一則君) 市長、山田憲昭君。     〔市長(山田憲昭君)登壇〕 ◎市長(山田憲昭君) 中宮温泉についてお答えいたします。 議員御指摘のとおり、現在中宮温泉は、白山白川郷ホワイトロードののり面崩落により、2年続けて営業に支障が出ており、大変深刻な状況でもあります。 自然災害による通行止めであり、道路管理の責任者の県、また、市におきましても独自の支援は行っていない状況であります。 まずは、一刻も早い開通をお願いしているところでもあります。 個別支援につきましては、全国でこのような事例等がないか調査研究をしてまいりたいというふうに考えております。 これまで、市は観光での取組として、中宮温泉と白山白川郷ホワイトロードを一体的にPRしてまいりました。 県と協力して行っている、中宮温泉等への宿泊者に対してのホワイトロード片道無料キャンペーンや、石川県・福井県・岐阜県と周辺自治体で構成をする環白山広域観光推進協議会でも誘客キャンペーンを実施いたしております。 中宮温泉は、秘湯として大変魅力的な観光資源であり、また、コロナ禍における3密回避の潮流から、自然志向・ローカル志向が高まる中、これからさらに注目が集まると考えております。 今後とも、地域の宝である中宮温泉のPRにさらに努めてまいりますとともに、親谷の湯なども含めた秘湯と自然を存分に体感ができる中宮温泉満喫ツアーの造成などについて検討してまいりたいというふうに考えております。 そして何よりも、ホワイトロードの早期復旧を心から願うものであり、開通の暁には、石川県や関係機関とも連携をしながら、ホワイトロードの利用促進と併せて中宮温泉はもとより、白山温泉郷全体への誘客につながる支援策を実施できないか検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(村本一則君) 山口俊哉君。     〔5番(山口俊哉君)質問席登壇〕 ◆5番(山口俊哉君) 来年に向けてしっかりやっていくということなんですけれども、この個別支援、全国で調査をしてみるということなんですけれども、これ2年続けて同じ場所ですよね。昨年と今年と隣接している。2年続けてそういったことが起こるということは、これ自然災害でなくて、今年の場合は人災、きちんと直さなかった人災だというふうに、これ県とそういった観点で協議することはできないんでしょうか。再質問したいと思います。 ○議長(村本一則君) 岡田産業部長。     〔産業部長(岡田和典君)登壇〕 ◎産業部長(岡田和典君) ただいまの再質問にお答えをいたします。 2年続けて同じような箇所で、確かに崩落があったということではありますが、現場を見ますと、やはり若干やっぱりずれております。もしかしたら最初のその工事によって周りの岩盤が緩くなった可能性もありますが、その辺のところはまだ科学的な目で見ているわけではありません。 現在、無料区間からずっと調査をしておりますので、その辺のところも踏まえた上で、また内容についてしっかりと把握していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(村本一則君) 山口俊哉君。     〔5番(山口俊哉君)質問席登壇〕 ◆5番(山口俊哉君) 自然災害なので、なかなか個別支援が難しいということですが、できるだけこれはやっぱり人災だったよということで、やっぱり県にも認めていただくようにして、融資を幾ら受けてもやはり借金です。営業できない中、借金だけかさんでいる、そういう状況だということで、やはり個別支援を望んでいる声は大きいです。 池元議員からあったとおり、8月に産業建設常任員会で視察をして、そういった声を聞いてまいりました。ぜひとも市で、県で何かできないか、よろしくお願いしたいというふうに思います。 では、次の質問です。 障害に応じた個別指導を中心とした特別な指導を提供する場が通級指導教室になっています。小学校での通級指導教室の新設が続いておりますが、中学校の通級指導教室は本市にはありません。 中学校の通級指導教室の開設について、何度か一般質問で取り上げましたが、教育長の答弁は十二、三人の希望があれば、県に要望し設置ができると、そのニーズの有無を見極めたいというような答弁でございました。 市教委では中学校の通級指導教室の開設について、どのようなニーズ調査を行っているのでしょうか。その方法をお聞きしますし、また、その方法は妥当なんでしょうか。私の感じる要望の数と市教委の感じる数が、やはり少し乖離しているというふうにも思います。市教委の見解を伺いたいと思います。 ○議長(村本一則君) 松井教育長。     〔教育長(松井 毅君)登壇〕 ◎教育長(松井毅君) 中学校の通級指導教室の開設について、どのようなニーズ調査を行っているのか、また、その方法は妥当かという御質問でございます。 各学校では、毎年9月末までに通級指導教室通室児童・特別支援学級児童・生徒の保護者面談を行い、丁寧に本人・保護者の思いを聞き取り、次年度の要望の把握をいたしております。 その際、小学校6年生の中学校通級指導教室通室への要望も、例年、数件は聞いているところであり、調査方法については妥当であろう、こういうふうに捉えております。 なお、中学校の通級指導教室開設につきましては、設置の可否については県が決めており、その基準については、特に県から示されておりません。 設置が認められたケースを見ると、1校当たり十数人が必要であり、これまで、その人数に達する要望はありませんけれども、今後も本人・保護者のニーズの有無を丁寧に確認してまいりたい、このように考えております。 以上です。 ○議長(村本一則君) 山口俊哉君。     〔5番(山口俊哉君)質問席登壇〕
    ◆5番(山口俊哉君) コロナにあって、部活動というものの在り方も少し学校の中で変わっていくのかなというふうなことも思います。小学校6年生の保護者さんに要望は聞いているということで、大変丁寧に聞いているということで確認はできましたけれども、その中学上がったときに部活動もあるし、やはりちょっと通級はというような保護者さんが多いのかなというふうに思います。その辺で少し温度差が、私と委員会ではあるのかなというふうに今は感じております。 ただ、やっぱりその部活動の在り方も、これからウィズコロナを考えたときには今までどおりなのかというようなところも含めると、やはり一人一人に応じたそういう個別指導という場を、ちゃんと市として準備をするということは大事なことじゃないかなというふうに思いますので、しっかりとしたニーズ調査もこれからも続けていただいて、もし人数多いと、希望が多いということであれば、やはり要望していってほしいというふうに思います。 では、次の質問です。 小・中学校の校務支援システムについてです。 昨年12月会議におきまして、今、議長であります村本議長のほうから質問がありまして、今年7月には機種の選定を行い、導入を進めると教育長は12月会議で答弁をしております。現在9月になりました。現状はどうなっているのでしょうか。 また、今後の予定はどのように考えているでしょうか。なるべく早期の導入を求め、委員会の見解を伺いたいと思います。 ○議長(村本一則君) 松井教育長。     〔教育長(松井 毅君)登壇〕 ◎教育長(松井毅君) 学校の校務支援システムについてでございます。 まず、現状についてですけれども、今年7月までに機種選定を行い、導入を進める予定ではありましたけれども、現下、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、外出自粛要請により会議の開催等々実施できなかったため、スケジュールに遅れが生じたわけでございます。これまでに県内6市町が代表となりまして、3回の検討会、さらに延べ13回のワーキンググループ会議を開催し、さらには県市町教育委員会連合会でも協議を重ね、機種選定をし、使用できる機能を決定いたしたところでございます。 次に、早期導入についてでございます。 まず、今後の予定といたしましては、県内各市町の導入時期の確認、統一帳票の確認等を順次行い、来年度当初予算要求に向けて費用負担額の調整を進めてまいりたい、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(村本一則君) 山口俊哉君。     〔5番(山口俊哉君)質問席登壇〕 ◆5番(山口俊哉君) 来年度当初予算にということは、来年度4月というわけにはいかないでしょうけれども、6月、7月あたりまでには入るという認識でよろしいでしょうか。再質問です。 ○議長(村本一則君) 松井教育長。     〔教育長(松井 毅君)登壇〕 ◎教育長(松井毅君) 再質問にお答えいたします。 この校務支援システムにつきましては、おおむね意向調査も終えて、これからまた帳票の統一とかありますけれども、来年度の予算要求、それぞれ各市町がやってまいりまして、最終的には多分来年度の予算にそれぞれ反映される、それを見極めた中での入札、契約、そういうことになっていこうかと思いますので、来年度すぐにというわけにはいきませんけれども、3月の終わりから4月の頭には契約して導入という格好になっていくとこういうふうに思っております。 以上です。 ○議長(村本一則君) 山口俊哉君。     〔5番(山口俊哉君)質問席登壇〕 ◆5番(山口俊哉君) 来年度予算で、冒頭ではない年度末になってということで認識をさせていただきます。なるべく早く導入できればと思いますし、県内足並みそろえるというところが大事だということで、教育長熱弁されておりましたので、県内で一気に入って、少しでも先生が、教職員の働き方が、データによると30分短くなるということでございますので、時間外労働が減少することを期待したいというふうに思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(村本一則君) 山口俊哉君の質問は終わりました。 暫時休憩いたします。          午後0時6分休憩---------------------------------------          午後1時10分再開 ○議長(村本一則君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 17番、寺越和洋君。     〔17番(寺越和洋君)質問席登壇〕 ◆17番(寺越和洋君) 御苦労さまです。午後からのお疲れの出る時間帯でありますけれども、いましばらくお付き合いをお願いしたいと思います。 町内の老人会の関係で、今年から子ども見守り隊にデビューしました。毎週、コロナ禍の中、雨の中、暑い中をお子さんの登下校を見るにつれて元気をもらうと同時に、うれしく思っておるところでもありますし、子供たちのためによい社会づくりをしていかなきゃならないと、このように思っているわけであります。 ちなみに、毎週木曜日の3時から当番であります。早めに議員協議会が終わり、行きたいなと、このように思うところであります。 17番、自民創誠会、寺越和洋です。 それでは、通告に従いまして質問に移ります。 まず、初めの質問として、コロナ禍の中での国勢調査についてお伺いしたいと思います。 将来の国民の生活の指針や地方行政の方向付けのために、国勢調査は必要かつ大事な調査であると思っておるところであります。ただ、調査員に関しては、いつ行ってもなかなか会えない、面談できないことが昨今の状況ではないかと思っておるところであります。 国におかれては、その辺のところの理解が弱く、地方行政に押しつけがあるのではないかなと感じるところでもあります。 そこで、コロナ禍と言われる中での国勢調査について、以下4点、お伺いしたいと思います。 1点目として、国勢調査員の確保について、市当局も御苦労されたと思いますが、結果、調査員の数は何人体制での調査になるのかお伺いします。 2点目として、新型コロナウイルス感染防止のため、訪問面談に関してどのように行うのか、具体策をお聞きいたします。 同時に、コロナ禍での調査になりますけれども、調査員の不安払拭のため、調査員に対して調査方法の説明・周知をどのように行ったのかをお伺いします。 3点目として、総務省は、国勢調査結果の速報値の公表を来年2月から6月に延期する予定でありますが、10月7日まで未回答の場合、調査員が再訪問される予定であると思いますが、最終とする訪問時はいつまでとするのかお伺いします。白山市として、最終の回収期間はいつまでとするのかということであります。 4点目として、調査結果の内容審査期間の延長に関して、白山市としてどのように考えているのかお聞きいたします。 加えて、内容審査期間が延びるにつれ、職員の業務の負担になり、他の仕事の業務の妨げにならないよう、部局横断体制で臨むべきではないか、内容審査期間の延長に対しての白山市の体制をお伺いいたします。 以上、1番目の質問であります。 ○議長(村本一則君) 市長、山田憲昭君。     〔市長(山田憲昭君)登壇〕 ◎市長(山田憲昭君) コロナ禍の中での国勢調査についてお答えいたします。 国勢調査は、国内に住んでいる全ての人と世帯を対象とする、国の最も重要な統計調査であり、大正9年に行われた第1回調査から今年で100年の節目を迎えます。 初めに、御質問の国勢調査員の確保数についてであります。 全国的に調査員の確保が困難な自治体もある中、本市においては、町内会等の御協力をいただき、511人の調査員を確保することができました。 次に、コロナ禍での調査において、訪問時の密接に関し、どのような対応を行うのかについてであります。 国からは、今般の新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、非接触の方法で調査を行うことといたしており、調査書類の配布に際しては、できる限り市民と調査員が対面しないよう、説明はインターホン越しやドア越しに行い、書類の配布は、手渡しではなく、郵便受けを使用することとしております。 さらに、調査員は、マスクの着用と手指の消毒を徹底することとしており、既にマスクと消毒液を配布いたしております。 調査員による調査票の回収でありますが、希望される場合を除き、インターネットまたは郵送での回収を基本といたしております。 なお、オンライン回答を推奨するため、パソコンやスマートフォンをお持ちでない方や不慣れな方でもオンライン回答ができるよう、9月19日土曜日から10月7日水曜日まで、土日祝日を含む毎日、午前9時から午後6時まで市独自にオンライン回答ブースを開設し、指導員を配置して支援を行うこととしております。 次に、総務省が調査結果の公表を延期することに伴い、回答期間内に回答がなかった場合の調査員の最終訪問及び回収期間はいつまでとするのかについてであります。 総務省は、新型コロナウイルスの影響を踏まえ、調査員の確保が進まないことを想定し、調査票の回収期間の延長や調査結果の公表時期を先延ばししたところでありますが、本市におきましては、調査員の確保が整ったことから、延長は行わず、当初の予定どおり10月20日火曜日までといたします。 次に、調査結果の審査期間は延長されるのか、また、部局横断体制で臨むべきではないかについてであります。 今申し上げましたとおり、本市は調査票の回収期間の延長を行いませんので、調査書類の検査等についても延長せず、当初のスケジュールのとおり行う予定であります。 また、既に全庁体制で国勢調査実施本部の設置をいたしており、市職員75名を指導員に任命し、調査員の指導や調査書類の検査等を行うことといたしております。 今年の国勢調査につきましては、コロナ禍であるため、今まで以上に市民の皆様の御理解と御協力が必要であり、感染拡大の防止に配慮しながら、円滑な調査の実施に取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(村本一則君) 寺越和洋君。     〔17番(寺越和洋君)質問席登壇〕 ◆17番(寺越和洋君) オンラインブースの開設ということでありますが、このオンラインブースの費用は誰が持つのか、幾らぐらいかかっているのか、予算に打ってあるのかお聞きしたいと同時に、当初予算で郵送の費用がかかった場合は市の負担になるのかということをお聞きしたいと思います。 それから、もう一つ、前回の回収率についてだけお聞きしたいと思います。 以上、再質問といたします。 ○議長(村本一則君) 中企画振興部長。     〔企画振興部長(中 英俊君)登壇〕 ◎企画振興部長(中英俊君) 寺越議員の再質問にお答えいたします。 まず1点目、ブースにつきましては、先ほど市長が申し上げましたとおり、9月19日から行いますけれども、市民交流センターの1階を使って行って、パソコンを置くだけでございます。あと指導員につきましては、そういう難しいようなシステムではないものですから、市の職員で対応したいというふうに考えておりますので、当面の予算は発生しないということでございます。 それから、前回の回収率というのは、特に把握しておりませんので、すみませんが、よろしくお願いします。 ○議長(村本一則君) 寺越和洋君。     〔17番(寺越和洋君)質問席登壇〕 ◆17番(寺越和洋君) 答弁が一つ抜けたと思うんですが、郵送の場合で費用が出た場合、郵送で返ってくる場合、増えた場合は費用の負担はどうなるかということをまたお聞きしたいと思います。 ○議長(村本一則君) 中企画振興部長。     〔企画振興部長(中 英俊君)登壇〕 ◎企画振興部長(中英俊君) 失礼いたしました。もう一回再質問にお答えいたします。 郵送が増えた場合につきまして、これの費用につきましては、100%国庫委託金でございますので、その中で対応していきたいというふうに思っております。 ○議長(村本一則君) 寺越和洋君。     〔17番(寺越和洋君)質問席登壇〕 ◆17番(寺越和洋君) コロナ禍でありますので、いろいろなことがあると思いますけれども、調査員の中には手渡しで受け取る方が嫌な方もおいでかもしれません。そういったときにはやはり、意見としまして、ナイロンの薄い透明の手袋を渡すとかという方法もできるんじゃないかなと思うもので、申しつけたいと思いますし、また、各種詐欺などの悪用が出る要素も考えられますので、調査員の方々にはそこら辺の周知を指導していただきたいなと、このように思いまして、次の質問に移りたいと思います。 次に、2番目の質問として、財政調整基金と新型コロナウイルス感染症対策基金についてお伺いしたいと思います。 新型コロナウイルス感染対策のワクチン、特効薬などの開発に若干の見通しが見られると思っておるところでありますけれども、まだまだ新型コロナウイルス対策の中、非常事態であると思っているわけであります。 国も、経済対策と併せて積極的な予算措置を講じていると思いますし、石川県でも今般、9月補正予算では、新型コロナ対策に基金の取崩しを起こし、起債の発行などを行うわけであります。 白山市としても、新型コロナ対策等に対して市民の生活や生命を守るためにも、思い切った積極的な予算を講ずる必要があると思います。 そこで、4点、厳しい財政状況であると思いますが、財政運営についてお伺いしたいと思います。 1点目として、昨日の田代議員、宮岸議員の答弁から、コロナ対策についてもにおわせるような発言を感じ取りましたが、財政調整基金と新型コロナウイルス感染症対策基金の9月補正予算後の冬場に向けての具体的な使途は何かをお伺いしたいと思います。 2点目として、令和2年度末の財政調整基金が21億6,700万円余りとなる予定でありますが、今後、国・県の事業費が確定し、基金を取り崩さなければならない状況が発生する場合があると思いますけれども、お伺いしたいと思います。 3点目として、今年2月の会議において、当時の総務部長は、財政調整基金は20億円を死守したいと述べたわけでありますけれども、現状では財政調整基金20億円を守ることができるのか、市当局の考えをお伺いします。 4点目として、将来負担比率が小松市のように150%となるには、地方債の額は幾らとなるのか、算出は難しいと思いますが、およその額をお伺いしたいと思います。 個人的に、今は新型コロナの影響により、自治体の財政状況は非常に緊迫した状況であると思います。どこの自治体も今年度の収支不足を懸念している状況であると思います。 白山市が今年度、収支不足の対応を考えた場合、若干乱暴な考えでありますが、この緊急時には次の時代、後世の方々の負担をお願いしなければならない状況ではないかと思います。 白山市も以前、将来負担比率が150%のときもありました。新型コロナウイルスのワクチン、特効薬の開発まで借金をしなければならない状況であると思い、お伺いいたします。 以上、2番目の質問であります。 ○議長(村本一則君) 横川総務部長。     〔総務部長兼選挙管理委員会事務局長(横川祐志君)登壇〕 ◎総務部長兼選挙管理委員会事務局長(横川祐志君) 財政調整基金と新型コロナウイルス感染症対策基金についてお答えします。 初めに、財政調整基金と新型コロナウイルス感染症対策基金の9月補正後の具体的な使途についてであります。 財政調整基金は、基金条例の中で経済事情の著しい変動等により、財源が著しく不足する場合において、当該不足額を埋めるための財源に充てるものと定められており、現時点での今後の具体的な使途の予定はありません。 また、新型コロナウイルス感染症対策基金につきましては、感染症の拡大防止や市民生活及び地域経済の支援等を目的とした事業に活用するために設置した基金であります。 現在、新型コロナウイルス感染症の早期終息が見通せない状況でありますので、引き続き、国・県の動向を注視しながら、必要に応じ活用してまいりたいと考えております。 次に、今後の財政調整基金の取崩しについてであります。 現在、財政調整基金の取崩しは予定しておりませんが、今後の情勢等を鑑み、判断してまいります。 次に、財政調整基金の考えについてであります。 財政調整基金の令和2年度末決算見込残高は、21億6,710万5,000円となっております。 総務省は、財政調整基金の規模についての明確な水準を示しておりませんので、今後とも財政調整基金の規模や管理などについて、基金条例で定められた目的に即し、十分な検討を行うとともに、優先的に取り組むべき事業への活用を図るなど、実情に応じた積立・運用に努めてまいりたいと考えております。 次に、将来負担比率が150%となるには、地方債の発行額は幾らとなるのかについてであります。 将来負担比率は、一般会計等が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率であり、これらの負債が将来、財政を圧迫する可能性が高いかどうかを示す指標であります。 令和元年度決算での試算となりますが、交付税措置を除いた実質の市債残高が約58億円増加しますと、将来負担比率が125.7%から150%となります。この58億円の市債が交付税措置50%の市債であれば、116億円まで増やすことができるものであります。 こうしたことから、今後とも有利な市債の活用を図り、健全な財政運営に努めてまいります。 ○議長(村本一則君) 寺越和洋君。     〔17番(寺越和洋君)質問席登壇〕 ◆17番(寺越和洋君) 何点か再質問いたします。 昨日も答弁ありましたけれども、インフルエンザのワクチン関係は、どういうような基金の対応を、支出というか考えているかということをお聞きしたいということであります。 それから、総務部長の個人的な考えでいいんですけれども、財政調整基金20億円死守という考えを総務部長はどのように考えているかをお聞きしたいと思います。 それから、意見でありますけれども、今後いろいろな事業をするわけでありまして、116億円あたりまで冒険に出る、本当はおかしいのかもしれませんが、使えるような思い切った措置ができるということは、またいいんじゃないかなと思うようなところでありますけれども、またお酌みいただきたいと思います。 一つ、小松市では減収補てん債の発行予定でありますけれども、今後、減収補てん債の発行についての考えをお聞きしたいと思います。 以上、4点お願いいたします。 ○議長(村本一則君) 横川総務部長。     〔総務部長兼選挙管理委員会事務局長(横川祐志君)登壇〕 ◎総務部長兼選挙管理委員会事務局長(横川祐志君) 再質問にお答えします。 インフルエンザワクチンの基金対応につきましては、そういうような状況も鑑みながら、また検討していきたいと思います。 2点目の財調の20億円死守の個人的な思いと市債の思い切った措置を取るべきではないかということについてでありますが、財政調整基金の残高に対する国からの指導については、先ほどもお答えしましたとおり、具体的なものはないんですけれども、標準財政規模、本市の場合305億円ぐらいになるんですけれども、この5%ということで、財政調整基金が15億円を下回ると、総務省の財政運営ヒアリングの対象になるということが調べた結果、分かりました。 当時の総務部長が20億円死守したいということでありましたが、平時の場合はそういうようなことで目指したいと思いますが、先ほど議員が御指摘あったとおり、コロナ禍の緊急時でございます。残高にこだわることなく、状況に応じては地方債の発行同様、基金の取崩しも必要というふうに考えております。 最後、減収補てん債の発行でございますけれども、こちらに対しては、本年度、固定資産税の法人の家屋と償却資産については、1年間の徴収猶予が行われます。既に市の方にも5億円ほど、もうそういう徴収猶予の申請も出ております。そういう部分については、起債を発行して対応したいというふうに考えております。 ○議長(村本一則君) 寺越和洋君。     〔17番(寺越和洋君)質問席登壇〕 ◆17番(寺越和洋君) 何回も言うようですが、緊急事態であるという考えを持っているわけでありますので、また起債の発行やむなしと考えまして、次の質問に移りたいと思います。 次に、3番目の質問として、スマートウエルネスシティ首長研究会と健幸都市構想について、以下4点お伺いします。 この質問項目の「ケンコウ」の「ケン」は普通の「健」ですが、「コウ」は「幸」ということの発想での質問としたいと思います。 1点目として、健康づくり普及啓発を目的に、県内18市町に呼びかけて来年10月に開催予定の健康フォーラムの開催を予定していますけれども、具体的な内容をお伺いします。 また、スマートウエルネスシティ首長研究会からの何らかの支援があるのか、お伺いしたいと思います。 2点目として、スマートウエルネスシティ首長研究会参加の大阪府高石市、奈良県田原本町、鳥取県湯梨浜町、福岡県飯塚市は、社会保障費の急増が懸念される2040年問題の対応や、コロナ禍での健康二次被害の予防のため、ソーシャル・インパクト・ボンドを活用し、タニタヘルスリンクを活用する「社会参加型健幸ポイント事業」を飛び地型で連携して行うことになりました。白山市として、4つの自治体がタニタと連携して進めることに対しての感想をお伺いします。 3点目として、スマートウエルネスシティ首長研究会は、7月28日、高石市で開催されたスマートウエルネスシティ首長研究会の会議において、緊急宣言として「新型コロナウイルスに負けない健幸都市宣言」を行い、加入全自治体に参加を求めていますが、白山市は、この都市宣言に対してどのように対処するのかお伺いします。 4点目として、2年前に会派で福島県伊達市へ視察研修に行きました。御存じのとおり、伊達市は、3.11の震災時の福島原発事故の放射能の汚染地域に近いところであり、市役所正面には、毎日の放射能レベルが表示されていました。 福島県伊達市は、平成21年11月にスマートウエルネスシティ首長研究会に参加いたしました。その後、平成23年度に健幸都市基本構想を策定、平成25年度に健幸都市基本条例、平成26年に健幸都市基本計画を策定しました。 基本構想は3つの柱で作られていて、1つ目は、健康づくりで、総務省の健幸クラウドの支援を受け、各種の教室の取組、町内会単位での運動などであります。2つ目は、暮らしづくりで、国交省の支援を受け、道路のインフラ整備、ポケットパーク整備、交流拠点整備、ウオーキングや地域イベントなどのハード面であります。3つ目は、ひとづくりとして、総務省、厚労省、スポーツ庁の支援を受け、健幸ポイント事業、人材育成などのソフト面であります。 そこで、白山市として、健幸都市構想を策定し、総務省、国交省、厚労省、スポーツ庁の補助を受けやすくなるよう、健幸都市構想をすべきであると思いますが、策定についてお伺いします。 以上、3番目の質問であります。 ○議長(村本一則君) 市長、山田憲昭君。     〔市長(山田憲昭君)登壇〕 ◎市長(山田憲昭君) スマートウエルネスシティ首長研究会と健幸都市構想についてお答えをいたします。 初めに、来年10月に開催予定の健康フォーラムでありますが、実は今年10月を予定しておったんですが、コロナで来年に延びたということであります。 その健康フォーラムの具体的な内容についてでありますが、市の将来都市像「健康で笑顔あふれる元気都市 白山」の実現のため、また、スマートウエルネスシティが勧める科学的根拠に基づいた健康づくりを県内自治体に広く普及するために開催をするものであります。 具体的には、市民、県内自治体関係者に参加をいただき、スマートウエルネスシティを牽引する久野筑波大学教授から、健康づくりに関する最新の知見を御紹介いただき、スマートウエルネスシティ首長研究会の会長でもある新潟県の久住見附市長から、見附市の取組を紹介していただくことといたしております。 そのほか、食や運動のエキスパートをお呼びし、市独自の健康食メニューを踏まえたフォーラムを予定しており、参加された自治体、市民、それぞれにとって意義のあるイベントとなるよう、来年度に向けて内容を詰めていきたいというふうに考えております。 次に、社会参加型健幸ポイント事業を飛び地型自治体連携プロジェクトとして行うことについてでありますが、当事業は、社会保障費のさらなる増加が懸念をされる2040年問題を解決するため、志のある自治体が飛び地となりながらも連携をし、参加者のプログラム達成度に応じ、地元商店街で使用できる商品券と交換できる健幸ポイントを付与するものであります。 健康プログラムにおきましては、株式会社タニタヘルスリンクの提供する医療費適正化に効果のある「タニタ健康プログラム」や参加者の特性に合わせた運動、食事メニューを提供する個別健康づくりソリューション「T-Well」などの活用により、健康づくりをトータルサポートするものであります。 また、事業費抑制の観点から、地元金融機関の協力によるソーシャル・インパクト・ボンドを活用するなど、先進的な取組を随所に取り入れたものとなっております。 これから始まる事業ということもありますので、市といたしましては、当事業の進捗状況を見守りたいというふうに考えております。 次に、新型コロナウイルスに負けない健幸都市宣言への参加についてでありますが、大阪府高石市をはじめとしたスマートウエルネスシティ首長研究会参加5自治体におきまして、7月28日に宣言がなされたところであります。 本市に対しましても、趣旨に賛同してほしい旨の依頼があり、内容を精査したところ、新しい生活様式を取り入れながらも、健康二次被害の予防、文化活動、経済活動の停滞防止など円滑な事業の推進に取り組んでいることから、趣旨に賛同する旨を回答いたしたところであります。 次に、健幸都市構想の策定についてでありますが、御紹介いただきました伊達市の健幸都市基本構想は、健幸都市推進条例の下、市街地、中山間地における実証実験のモデル地区を選定し、市民意識の高揚に努めながら、健幸都市の創造を目指すものであります。 具体的には、健康づくりでは、病気の予防強化、健康データの一元化、健康づくり拠点の整備が挙げられ、暮らしづくりでは、歩いて暮らせるまち、人と人が触れ合えるまち、コンパクトなまちが挙げられ、ひとづくりでは、健康意識の醸成、生きる力の育成、健康づくり支援組織の育成が挙げられております。 本市においては、第2次総合計画の将来都市像として「健康で笑顔あふれる元気都市 白山」を目指すこととしており、市政の各般にわたり、健康・笑顔・元気をキーワードに各種事業を展開しているところであります。 市民が健康で生きがいを持ち、安全・安心で豊かな生活を営むことをまちづくりの中核に位置づける健幸都市構想には、大いに共感するところでありますが、まずは、本市の総合計画や健康都市宣言を踏まえ、今後とも、健康都市の基盤づくりを進めながら、市政を強く進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(村本一則君) 寺越和洋君。     〔17番(寺越和洋君)質問席登壇〕 ◆17番(寺越和洋君) 健康に関して一番造詣の深い市長であると、このように思っておるところであります。ですから、来年の健康フォーラムでありますけれども、市長も発表しなければならないケースがあるんじゃないかなと思いますので、他の自治体が参考となる先駆的な事例を市長の口から出るように期待したいと、このように思っておるところでもあります。庁内一丸となっての取組に期待するところでもあります。 また、今後とも健康増進のために、スマートウエルネスシティ首長研究会の会員の自治体にアンテナを張っていただきながら、いいとこ取りをしていただきたい、このように思っておるところであります。 そこで、次の質問に移りたいと思います。 次に、4番目の質問として、昨日、中野議員の質問にもありましたけれども、はくさんタニタ健康倶楽部事業についてお伺いいたします。 今年の3月から新型コロナウイルスの影響により、全ての行事・事業の自粛により、個人的には2月会議が3月19日に終わり、予定されていたことが全てキャンセルとなったわけであります。 自粛期間中、時間があれば、市長ではありませんけれども、ウオーキングをしていました。同時に、至るところでウオーキングやジョギングをしている方を目にしました。そして、近くの農道や手取川の右岸・左岸の堤防、小松市の木場潟などを歩いたわけでありますけれども、不思議とどこからも白山が見え、見るところで白山の形も変わるものだなと思い、白山の見えるこの地域がビューポイントだなと感激したところでもあります。同時に、春には桜、5月の田植、新緑、初夏と歩きにつれて、改めてウオーキングの爽快感を感じたわけであります。 そこで、市が積極的・重点的に健康増進に掲げている、はくさんタニタ健康倶楽部事業について、以下3点についてお伺いいたします。昨日も答弁がありましたが、改めてお聞きいたします。 1点目として、はくさんタニタ健康倶楽部事業の現時点での会員数をお伺いいたします。 2点目として、現在・今後の会員増の対策をお伺いいたします。 3点目として、会員増の特典として、65歳以上の節目の年齢に達した場合、会員に何点かのポイントを付与すればどうかということであります。 今、白山市では、高齢者運転免許証自主返納支援事業や長寿お祝い金など高齢者に対しての支援を行っているわけでありますけれども、高齢者の健康増進の一つでもあります、はくさんタニタ健康倶楽部事業に対しての理解度の促進や、健康のため無理せず歩くことを勧めるためにポイント制度をということであります。 以上、4番目の質問としてお伺いいたします。 ○議長(村本一則君) 村井健康福祉部長。     〔健康福祉部長兼福祉事務所長(村井志朗君)登壇〕 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(村井志朗君) はくさんタニタ健康倶楽部事業についてお答えをいたします。 初めに、はくさんタニタ健康倶楽部事業の会員数についてであります。令和2年8月末現在の会員数は、590名となっております。 次に、会員増の対策につきましては、新型コロナウイルス感染症や運動不足に負けない体を維持するため、お友達紹介キャンペーン、アプリ会員の募集、市内事業所に対する入会の協力依頼など積極的に行っているところであります。 次に、会員増の特典として、65歳からの節目の年齢に達した場合、会員に何点かのポイントを付与することについてであります。高齢者に特化した健康ポイントの付与制度を設けることは、高齢者会員の増加が期待できるほか、年齢を重ねることでポイント獲得の目標を持つことができ、より多くの継続会員の確保にもつながり、全体の会員の拡大に資する方策の一つとして考えております。今後のポイント制度の見直しの中で、こうした取組につきましても検討していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(村本一則君) 寺越和洋君。     〔17番(寺越和洋君)質問席登壇〕 ◆17番(寺越和洋君) 前向きな答弁をいただいたと思います。今後ともさらなる会員増を期待したいと思いますし、先ほど伊達市のお話もしました。歩きながらのまちづくり、健康増進ということもありますので、免許返納の方もたくさん増えてくるというような状況であろうかと思います。そういう意味で、やはりポイントで皆さんにお返しするという考え方であろうかと、このように思っておりますので、期待したいと思いまして次の質問に移ります。 次に、5番目の質問として、手取川水系の治水協定についてお伺いしたいと思います。 国土交通省は、一昨年の西日本豪雨や昨年の台風19号のダムの緊急放流から、下流域の河川の氾濫が発生したため、事前放流にてダムの水位を下げることで、ダムや河川の氾濫防止につなげるため、ダムの洪水調整機能強化のため基本方針を策定しました。 全国一級水系を対象にダムの必要な貯水容量を確保し、事前にダムから放流する最大容量を決める大雨対策であります。先日の台風10号でも、九州地方では事前放流を行ったようであります。 石川県内では、手取川水系・梯川水系であり、9つのダムが対象のようであります。国、県、市、手取川七ヶ用水土地改良区、北陸電力の密なる連携が大事であると考えます。なぜなら、ダムの貯水調整により、手取川本川へ流れなければならない水が、連絡連携体制の不備により七ヶ用水や住宅地の河川・用水に流れ込み、住宅地の河川氾濫を危惧するわけであります。 そこで、以下6点についてお伺いします。 1点目として、治水協定後、これまでに事前放流はあったのかどうかお伺いいたします。 2点目として、事前放流に対して、市はどのように関与するのかお伺いいたします。 3点目として、事前放流の指示は、誰が出すのかお伺いいたします。 4点目として、国、県、市、手取川七ヶ用水土地改良区、発電事業者の連携・連絡体制が重要であると思われるわけでありますが、市はどのように対応するのか、白山市の体制についてお伺いいたします。 5点目として、市民に対しての周知など、放流時をどのようにリアルタイムに知らせるのか、連絡の手法・手段をお伺いいたします。 6点目として、稲作や農作物の被害を心配いたしますが、農業者に対しての事前放流の連絡は誰が知らせるのか、どのような手段方法を取るのかをお伺いいたします。 以上、5番目の質問であります。 ○議長(村本一則君) 市長、山田憲昭君。     〔市長(山田憲昭君)登壇〕 ◎市長(山田憲昭君) 手取川水系の治水協定についてお答えをいたします。 初めに、協定締結後の事前放流についてであります。 この協定は、手取川水系流域で水害発生が予想される際に、各ダムの洪水調整を一体的に行い、その機能を強化するため、国・県・発電事業者の3者間で本年5月に締結をされたものであります。 協定の締結後3か月が経過いたしましたが、これまで水害が発生するような気象状況になっていないことから、事前放流はございません。 次に、事前放流に対する市の関与についてであります。 通常の水量調整を行う放流時の市への連絡は、これまでダムを管理する国や県など、それぞれの機関からファックスで通知があり、緊急時も同様の対応で行われてきました。 今回、この協定締結により、緊急時の放流通知が一元化されて市に通知されることから、市民への迅速で正確な情報発信に役立つものであるというふうに考えております。 次に、事前放流の指示は誰が出すかについてでありますが、事前放流の指示は、国土交通省の統一的な運用により実施をされます。 次に、国、県、市、手取川七ヶ用水土地改良区、発電事業者の連携連絡体制が重要であると考えるが、市の対応はどのようになっているのかについてであります。 緊急時の連絡体制や情報共有の在り方については、協定が締結された3者間で協議がなされており、今後は関係自治体等も踏まえ、連絡体制の構築を行うと聞いております。 これまでも緊急時の体制は整備されておりましたが、今後はこの協定の下、市として今まで以上に水防に関係する素早い対応が可能となるというふうに考えております。より適切な運営について、関係機関と協議していきたいというふうに思っております。 次に、市民に対しての周知や、どのようにしてリアルタイムに知らせるかについてであります。 本市では、これまでも災害の発生が予想される場合や、避難情報の提供等を防災行政無線や白山市メール等を活用し、速やかに情報発信をいたしております。 今年度中に完了を予定している松任、鶴来地域の戸別受信機の整備により、さらに情報発信の強化が図られるものと考えております。 最後に、農業者の稲作や農作物の被害を心配するが、農業者へ事前放流を誰が知らせるかについてであります。 市民への情報発信と同様に、市から市民にお知らせをすることとなります。 なお、農業用水との関連もありますので、手取川七ヶ用水土地改良区とも十分に連携した上で、対応していきたいというふうに考えております。 ○議長(村本一則君) 寺越和洋君。     〔17番(寺越和洋君)質問席登壇〕 ◆17番(寺越和洋君) 2点ほど再質問したいと思います。 手取川水系はたしか8つのダムがあったように思うわけですが、今までは緊急放流ということで手取川ダムのみの放流でなかったかなと、このように思います。 しかしながら、事前放流になりますと、尾添川流域等あるわけですが、直海谷、大日川とあると思うんですが、天気のいいとき、事前にある程度心配の要らない、気象条件のいいときの事前放流になってくると思うんですが、1か所に水がたまるような、水位の上昇が見受けられることはないのかどうかということについてをお聞きしたいと思います。 同時に、国交省が管理するスピーカーがあるわけですけれども、放流時はスピーカーのサイレンが鳴るわけですが、事前放流になりますと、そのサイレンがずっと継続的に流れっぱなしになるのか、そこら辺はどういうような話をお聞きしているのか、2点お伺いいたします。 ○議長(村本一則君) 横川総務部長。     〔総務部長兼選挙管理委員会事務局長(横川祐志君)登壇〕 ◎総務部長兼選挙管理委員会事務局長(横川祐志君) 再質問にお答えします。 ダムの事前放流に係る1か所の水位の上昇ということでありますが、この辺についてはダムの貯水量を事前に上げたり下げたりするような、そういう調整もするというふうに聞いておりますので、その辺そういうことにならないような形になるのではないかと考えております。 それと、サイレンにつきましても、今ほどのダムの貯水量も含めてなんですけれども、今後の運用につきましては、国のほうで今後検討することになりますが、それを受けて、市町が対応していくということで、また協議の場も設けられると聞いておりますので、そういうところでまた確認をしたいと思います。 ○議長(村本一則君) 寺越和洋君。     〔17番(寺越和洋君)質問席登壇〕 ◆17番(寺越和洋君) 今後、また台風シーズンが今から到来すると思います。十分警戒・注視いただいて、住民、市民に対しての連絡に抜かりのないよう、お願いしたいと思います。 また、同時に梅雨時期の水稲状況に関して、ちょっと危惧するわけでありますけれども、また抜かりのないように期待し、次の質問に移りたいと思います。 次に、6番目の質問として、今後の小・中学生の授業の状況についてお伺いしたいと思います。 1点目として、新型コロナウイルスの感染防止から新しい生活様式に慣れてきたところであると思います。そのような中、今年は緊急事態宣言から、4月から小・中学校の休校による年間の授業時間の不足の心配から、小・中学生の夏休みの短縮が行われたわけであります。夏休みの短縮により、通年どおりの授業時間の確保ができたのか、達成状況と達成率は何%かお伺いしたいと思います。 2点目として、夏休み短縮により、授業時間の編成が厳しくなっていると思いますけれども、現状では冬休みについて心配するところでありますけれども、冬休みは通年どおり行うのか、現時点での対応をお伺いいたします。 3点目として、昨日も中野議員の質問にありましたが、見方を変えて質問いたしたいと思います。 私自身、小・中学校のあるスポーツに関わっている立場から、小・中学生のスポーツの試合を観戦するわけであります。体の成長期の4月、5月の自粛期間や長雨の影響からか、子供たちの走ることなどの動きが例年と比べると体の切れが悪く、体自体が重たく動いているように感じ取りました。中学生の場合、高校受験を迎える中であります。受験に対しての体力を心配しているところでもあります。 学校教育の中で、御存じのとおり、知育・徳育・体育が基本であります。 そこで、小・中学生の体力の低下を危惧しているわけでありますけれども、今年の体力測定・体力テストの数値と前年の数値の検証状況をお伺いいたします。 4点目として、保護者の方から、コロナ禍の中での来年の高校受験に対しての不安の声を聞くわけであります。来年の高校受験に向かっての保護者・生徒の相談体制はどのようになっているのか、相談しやすい状況かをお伺いいたします。 5点目として、これから秋冬に向けての授業中のコロナ対策による換気対策やインフルエンザ対策はどのように行うのか。換気をし過ぎることは、風邪を引く要因にもなり、インフルエンザにかかる要素もあるわけでありまして、教育現場は非常にもどかしい判断をしなければならないわけでありますが、教育長はどのような指示を出すのかお伺いいたします。 以上、6番目の質問であります。 ○議長(村本一則君) 松井教育長。     〔教育長(松井 毅君)登壇〕 ◎教育長(松井毅君) 今後の小・中学生の授業の状況についてということで5点ばかりの質問でございます。 まず、夏休み短縮による例年どおりの授業時間の確保はできたのか、達成状況、達成率についてお答えをいたします。 新型コロナウイルス感染症への対応として、4月8日から5月31日までを臨時休業としたところであり、土日祝日を除くと34日の授業日が削られたことになります。 削られた授業日の確保としては、まず、今年度は通常約40日ある夏季休業中に授業日を17日確保するとともに、これから冬季休業中にも授業日を4日確保して対応をしていきたいと考えておるところです。 本市においては、全ての小・中学校の普通教室にエアコンが設置されていることから、この夏、大変暑い中ではございましたが、授業日の確保ができたところでございます。 また、各学校において行事の削減や精選、内容の縮小等の工夫、日々の家庭学習の工夫等、さらに小学校では通知簿をこれまでの3回から2回、中学校では1学期の中間テストを実施しないなど、相当数の授業時間の確保に努めているところでもございます。 議員御質問の達成状況と達成率については、冬季休業中の授業日等により授業時間を確保できることを見込むと、年度内にはカリキュラムを終えることができる予定であり、現段階では学校や教科によって若干差はあるものの、もう少しで通常の1学期の学習内容を終える予定であると聞いております。 しかしながら、中学3年生においては、卒業式も例年3月10日頃と早いことから、時間数の確保はぎりぎりの状況でもあると聞いており、今後、状況によっては7限目の授業も検討している学校もあると聞いております。 今後も、児童・生徒に過度な負担がかからないよう、様々な工夫をしながら授業時間の確保に努めるとともに、子供たちの学力保障にも努めてまいりたいと思います。 次に、冬休みは通年どおり行うかについてです。 今ほども申し上げましたとおり、冬季休業中には4日間の授業日を確保する、こういうことにしております。 しかし、一部の学校ですけれども、初詣等の関係により、その時期の確保ができない学校もあり、別の対応をとる予定といたしております。 次に、今年の体力測定・体力テストの数値と前年の数値の検証状況についてお答えをいたします。 体力・運動能力調査は、スポーツ庁により平成20年から全国の小学校5年生と中学校2年生を対象に、握力、短距離走、長距離走、ソフトボール投げなどを計測しているものでございますけれども、今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となっております。 昨年度の白山市の結果と申しますと、どの学年でもおおむね全国平均を上回る結果でありましたが、中学2年生は、男女とも持久走だけは全国平均を下回る、そういう結果でございました。 今ほど御指摘もありましたけれども、学校再開後の学校訪問から、臨時休業中に家にいたために、子供たちに運動不足になっている状況が見られまして、教育委員会といたしましても心配はしております。 また、学校長からは、臨時休業中に甘いものを多く食べたり、生活リズムが乱れたりしていたことを心配する、そういった声も聞いております。 こういったことから、昨日、中野議員にも答弁いたしましたように、体力向上1校1プランをさらに充実させたいと、こういうふうに考えております。 次に、来年の高校受験に向けた保護者・生徒の相談体制についてでございます。 新型コロナウイルス感染拡大防止等の観点から、8月末までに実施予定となっておりました高校の体験入学につきましては、全て取りやめとなりました。 しかし、その代替措置として、各高等学校では、学校紹介用の動画やパンフレット等を作成し、生徒や保護者に対して進路選択の参考資料として提供はいたしております。 また、各中学校におきましては、私立、公立高等学校の教員を学校に招いて行う高校説明会や、保護者向けの入試説明会を例年どおり実施することとしております。 また、3者懇談につきましても、例年どおり実施する予定といたしております。 進路指導は、中学3年生の生徒や保護者にとって大変大事なものであり、生徒、保護者が安心して進路決定をすることができるよう、十分な相談体制を確保するよう取り組んでまいりたいと考えております。 最後に、秋冬に向けての授業中のコロナ対策による換気対策やインフルエンザ対策はどうかということでございます。 現在、各学校においては、文科省「学校の新しい生活様式」等や学校医の意見を踏まえて、コロナ対策を実施いたしておるところでございます。 例年、秋冬にはインフルエンザの感染が懸念されるところであり、今後は、秋冬のインフルエンザ対策とこれまでのコロナ対策と併せて、感染防止の3つの基本、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗い、それから、毎朝の体温測定などを行ってまいりたいと考えております。 また、3密を回避する取組、特に換気の徹底を気候上可能な限り常時、困難な場合はこまめに2方向の窓を同時に開けて行うよう、こういったことに取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(村本一則君) 寺越和洋君。     〔17番(寺越和洋君)質問席登壇〕 ◆17番(寺越和洋君) なかなかお子さんの現場ということで、教育委員会は非常にナーバスな、神経を張って大変だと思うところありますけれども、体力増進に関しては、成長期のお子さんでありますので、まずそこら辺はお子さんに運動に興味を持つような体制の中で、教育委員会としても目を凝らしていただきたいと思います。 これは再質問というか、教育長、夏場、今年は全部クーラーの中での教育体制とお聞きしましたけれども、学校によってはクーラーをかけて、窓を開けて、扇風機を回しておると、そういうような学校も聞いたんですが。夏場であるからそれでいいんでしょうけれども、冬場に関して、やはり換気の状況、風云々、雪云々、雨云々の状況が出てくるかと思いますので、それは現場の裁量を合わせることも必要かなと思いますけれども、ある程度、授業時間の換気対策は現場に合わせるべきでないかなと思いますが、そこら辺の意見だけ教育長にお聞きしたいと思います。 ○議長(村本一則君) 松井教育長。     〔教育長(松井 毅君)登壇〕 ◎教育長(松井毅君) 今ほどの再質問ですけれども、各学校では、夏の授業については、確かにエアコンを入れて、それから、あれはサーキュレーターなんです、サーキュレーターで換気をしながらやっとるものですから、冬場になると、これはエアコンで暖房を入れて、そして、今ほど言いましたように、30分に1回ぐらい双方向の窓を開けて、数分間換気をする。天気にもよります、あまりにも寒いのにかなりの時間開けると、やはりいろいろな風邪とかそういったことも考えられますので、その辺はやはり、そこの先生の判断でやっていただきたいなと、こういうふうに思っております。 以上です。 ○議長(村本一則君) 寺越和洋君。     〔17番(寺越和洋君)質問席登壇〕 ◆17番(寺越和洋君) 何分小さいお子さんばかりですから、健康管理に十分注意して、教育委員会として目を凝らしていっていただきたいことを申し添えて次の質問に移ります。 次に、7番目、最後の質問として、コロナ禍の中での来年の市議会議員選挙の投開票対策についてお伺いしたいと思います。 御存じのとおり、来年2月には白山市議会議員選挙が行われるわけでありますが、最近、市民の方々からお聞きすることは、新型コロナウイルス・インフルエンザの感染対策はどのようになっているのかと問われます。 確かに人の出入りが多く、3密の状況や物品を通じての接触の状況が作られます。国民の義務である投票が、新型コロナウイルスのため投票所に足を運ばず、棄権をする有権者が増え、投票率の低下を個人的には危惧しているところであります。 そこで、コロナ禍の中での来年の市議会議員選挙の投開票対策について、以下5点についてお伺いします。 1点目として、各投票所と期日前投票所の新型コロナウイルス対策、例えば換気、検温、文具の接触等に対しての対策として、具体的にどのようなことを考えているのかをお聞きしたいと思います。 2点目として、市内45投票所がありますけれども、投票所によって、建物の都合から土足で施設に入れなくて、スリッパに履き替えるところもあるわけであります。コロナ対策の一つとして、接触感染防止のため、スリッパに履き替えることなく土足での入場をし、投票すべきであると思いますけれども、市の見解をお伺いします。 しかし、施設の都合上できないところは、消毒液の対応やスリッパの別途回収になると思います。市内一律での投票にはこだわらなく、感染防止のため土足での投票を期待するところであります。 3点目として、第22投票区の湊公民館、第26投票区の一ノ宮公民館の午後7時から午後8時までの時間帯の直近の投票者数は何人いたかをお聞きいたします。 4点目として、午後9時10分からの開票時間を午後9時に繰上げできない理由は何かをお伺いします。 5点目として、選挙の投票所を旧自治体の順で投票区を決めてあるわけでありますが、旧自治体の村から町への合併の変遷の中から、旧美川町、旧鶴来町の当時の現状を引き継いでいるわけであります。市役所から近い順序で投票所があった方が、市民の一体感としての地理的な見方をし、有権者数の人口、世帯の推移を統計的に見るためにも、地域住民に有権者数や投票率を分かりやすくするため、美川地域・鶴来地域は、市役所から近い順で投票所を決めるべきであると思いますが、できない理由は何かお伺いします。 以上、7番目の質問であります。 ○議長(村本一則君) 横川総務部長。     〔総務部長兼選挙管理委員会事務局長(横川祐志君)登壇〕 ◎総務部長兼選挙管理委員会事務局長(横川祐志君) コロナ禍の中での来年の市議会議員選挙の投開票対策についてお答えします。 初めに、各投票所と期日前投票所の新型コロナウイルス対策の具体策についてであります。 投票所では、アルコール消毒液の設置、投票管理者・投票立会人・投票従事者のマスクの着用、飛沫感染防止シートの活用、定期的な投票所内の換気の実施、記載台や筆記用具等の定期的な消毒を考えております。 また、有権者の方へは、マスクの着用や咳エチケット、来場前・帰宅後の手洗い等の実施、筆記用具の持参、周りの方との距離の確保、混雑する時間帯を避けた来場等を広報やホームページを通じて周知し、お願いしたいと考えております。 次に、投票所のスリッパの接触感染防止のため、土足での入場を可能とできないかについてであります。 現在、約半数の投票所は土足での入場が可能であります。新型コロナウイルス対策のため、全投票所でできる限り床シートを使用し、土足での入場を可能としたいと考えておりますが、会場の都合でできない投票所もあります。 次に、第22投票区の湊公民館、第26投票区の一ノ宮公民館の午後7時から午後8時までの直近の投票者数についてであります。 令和元年7月21日執行の参議院議員通常選挙での投票者数は、湊公民館では36人、一ノ宮公民館では16人であります。 次に、午後9時10分からの開票時間を9時からに繰上げできない理由についてであります。 本市は、市域が広いため、白山ろく地域では午後7時に投票所を閉鎖し、一番早い投票所からは午後7時30分頃に投票箱が開票所に送致されます。松任・美川・鶴来地域の投票所は、午後8時に閉鎖しており、それぞれの投票所からの送致時間を考慮すると、午後9時10分という時間が一番適切ではないかと考えております。 また、今回は、投票箱送致の際にも、新型コロナウイルス対策のためアルコール消毒等が必要となることから、開票時間の繰上げは難しいと考えます。 次に、投票所を旧自治体の順で選挙区を決めているが、美川地域・鶴来地域は、市役所から近い順で投票所を決めるべきと思うが、できない理由はについてであります。 投票所の順番の決め方について、公職選挙法には特に規定はありません。本市では、合併以来、投票所の削減・新設に合わせ加除しながら現在の投票所順としており、また、市民にも定着していることから、今のところ変更する予定はありません。 いずれにしましても、今回の市議会議員選挙の執行に当たっては、新型コロナウイルス感染症対策に万全を期し、適切に対応してまいります。 ○議長(村本一則君) 寺越和洋君。     〔17番(寺越和洋君)質問席登壇〕 ◆17番(寺越和洋君) 一部の投票所ですけれども、土足で入れるということで、高齢者の方から言われました。お礼を言っておきます。ありがとうございます。 ただ、投票所ですけれども、いろいろな経費の問題もあります。これは次回また、開票時間をなぜ9時にできないか、ちょっと自分なりに研究してまた質問したいと思います。 あと、投票自体ですけれども、投票所のやり方の中で、今度はやはり入り口から出口までの動線を一方通行で行くような、そういうやり方も必要になってくる時期であろうかと思いますけれども、そこら辺の検討を期待し、私の一般質問を終わります。 ○議長(村本一則君) 寺越和洋君の質問は終わりました。 次に、清水芳文君の質問に移ります。 19番、清水芳文君。     〔19番(清水芳文君)質問席登壇〕 ◆19番(清水芳文君) 最終質問者でありますので、これまで重複する質問もありますけれども、通告いたしましたので、通告に従い質問をさせていただきます。 まずは、防災対策として3点についてお伺いいたします。 1点目、感染症に対応した避難所運営や防災訓練についてであります。 これまで被災地における二次避難施設の状況というと、3密の状況があったと思います。今、長期化するウィズコロナ時代を見据え、感染症に対応した取組が求められております。 白山市では、感染症に対応した避難所運営マニュアルを見直すとともに、先月20日と27日、2日で3回にわたり二次避難施設の開設を担当する市職員を対象に新しいマニュアルによる避難所の開設訓練が行われました。訓練終了後、山田市長から「一度でも経験しておくことが、いざというときに役立つ。市民の期待に応えてほしい」と講評があったと新聞報道がありました。コロナ禍で二次避難施設が安心・安全に開設されるということは、大変に心強く、有意義な訓練であったと思います。 その上で、次の取組として、実際に避難所運営を行う防災士や地域の自主防災組織の方々向けの感染症に対応した避難所運営マニュアルを作成するとともに、コロナ禍でも安心して避難所運営ができるよう、新たな図上訓練が必要となります。 また、一般市民が参加する防災訓練では、救助活動やけが人などの応急処置、高齢者や障害者など災害弱者と言われる方々の避難活動や炊き出しなどにも、感染症に対応した新しい訓練が必要となってまいります。 長期化するウィズコロナ時代を見据え、感染症に対応した避難所運営や防災訓練について御見解をお伺いいたします。 ○議長(村本一則君) 横川総務部長。     〔総務部長兼選挙管理委員会事務局長(横川祐志君)登壇〕 ◎総務部長兼選挙管理委員会事務局長(横川祐志君) 感染症に対応した避難所運営や防災訓練についてお答えします。 初めに、避難所運営マニュアルの作成と新たな図上訓練についてであります。 議員御案内のとおり、市では、避難所運営マニュアルに感染症への対応を含めた見直しを行い、そのマニュアルに沿った内容で、実際に避難所開設を担当する職員を対象にした避難所の開設訓練を先月の8日に鳥越小学校で、20日と27日には松任総合運動公園体育館で実施し、職員一人一人が避難所開設の手順を確認したところであります。 現在、訓練に参加した職員を対象に、改善点や課題等の洗い出しを行うためのアンケート調査を実施しております。 今後、それらの意見を集約し、改めて避難所運営マニュアルを見直すこととしており、作業が完了しましたら、防災士や自主防災組織への周知を行うとともに、図上訓練等にも有効に活用していくことを考えております。 次に、感染症に対応した新しい防災訓練についてであります。 避難所内での感染症への対応が大変重要になります。そのため、従来から行っている訓練に感染症対策を加えた新たな訓練が必要になると考えております。 今後も、地区防災組織との連携を図りながら、感染症にも対応した防災訓練を実施していきたいと考えております。 ○議長(村本一則君) 清水芳文君。     〔19番(清水芳文君)質問席登壇〕 ◆19番(清水芳文君) 少しでも早くマニュアルが出来上がり、市職員同様に地域の方々にも、そのマニュアルで防災訓練とか図上訓練ができますよう、取り組んでいただきたいというふうに思います。 また、そのマニュアルができました、訓練をしました、しかし実際の避難所は何も変わっていませんということではいけないと思いますので、次の質問に移りたいと思います。 二次避難施設の施設整備計画についてであります。 今会議提出の補正予算第7号において、コロナウイルス感染症対策として、トイレの洋式化や手洗いの自動水栓化など、市内の学校や公民館、体育施設など多くの施設の改修工事費が盛り込まれました。これらの施設は、災害発生時における二次避難施設に指定されており、施設改修が避難所としての機能強化にもなります。 これまで私は、二次避難施設に指定された施設の耐震化やバリアフリー化、トイレの洋式化、学校体育館にはエアコンの設置など提案してまいりました。今回対象とならなかった未改修の二次避難施設を対象としたトイレの洋式化、自動水栓化及びエアコンの設置など、今後の施設整備計画についてお尋ねいたします。 ○議長(村本一則君) 市長、山田憲昭君。     〔市長(山田憲昭君)登壇〕 ◎市長(山田憲昭君) 二次避難施設の整備計画についてお答えいたします。 災害時の二次避難施設として、現在、市内の小・中学校や公民館など91施設を指定いたしております。 今回の新型コロナウイルス感染症の拡大により、避難施設の感染症対策が急務となり、6月15日の補正予算により、段ボールベッド、間仕切りテント、簡易トイレなどの備品を整備いたし、7月には、二次避難施設のうち保育所の自動水栓を、また、今会議の初日には、二次避難施設である体育館のトイレ洋式化や手洗いの自動水栓化にそれぞれの予算を可決いただきました。 加えて、提案理由でも申し上げましたとおり、この夏実施をいたしました防災訓練を受け、熱中症とコロナ対策の両面から、空調の設備も必要であることを実感した次第であります。 施設の改修については、これまでは老朽化等を起因として、それぞれの施設を所管する部署でバリアフリー化や衛生面での整備を進めてきたところでありますが、今回の新型コロナウイルス感染症での事態を受け、空調も含め、全体計画の必要性を感じております。 一方で、空調設備の整備には大きな財源が必要でありますので、国等で支援制度が創設されれば、計画的な整備を検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(村本一則君) 清水芳文君。     〔19番(清水芳文君)質問席登壇〕 ◆19番(清水芳文君) 再質問させていただきます。 今回の補正予算では全ての二次避難施設で施設改修が行われるわけではないんですが、どれくらいの箇所になるのか、残された未改修の施設はどれぐらいあるのか、そして、いつ頃までにその改修計画ができるのか、そういったことを聞きたいと思います。 ○議長(村本一則君) 横川総務部長。     〔総務部長兼選挙管理委員会事務局長(横川祐志君)登壇〕 ◎総務部長兼選挙管理委員会事務局長(横川祐志君) 再質問にお答えします。 施設の利用計画についてどれぐらい進んでいるかという御質問であるかと思いますが、学校施設については全て作成済みでありますが、現在、公民館の利用計画等を進めており、そういう利用計画については、今、まだ半分程度の計画でしかございません。 今後につきましては、そういう施設利用計画を作っていく中で、まだできていないところとか、そういうところの洗い出しをして、また計画的に整備を進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(村本一則君) 清水芳文君。     〔19番(清水芳文君)質問席登壇〕 ◆19番(清水芳文君) 順次進めていただきたいと思います。一度にできることではないので、計画的に取り組んでいただければと思います。 その施設が整うまで、実は新たな避難方法があるということで、次の質問に移りたいと思います。 分散避難と指定避難所以外の施設を活用した取組についてであります。 新型コロナウイルスの感染対策を万全に行いながら避難所を開設・運営する場合、その災害の規模や被災者の状況によっては、現在、市が指定する二次避難施設だけでは、十分な避難スペースを確保することは困難な場合があります。 このような状況を想定し、タイムラインではありませんが、洪水による被害の可能性が低い地域への避難、頑丈なマンションなどの上層階への避難、安全な地域の親戚や友人宅への避難、ホテルや旅館など宿泊施設への避難、さらには車中泊など、あらかじめ感染リスクを避けられる二次避難施設以外の施設に分散避難する取組があります。 また、7月末に、野々市市が野々市市内にあります温泉施設との間で、万一のときに温泉施設を提供してもらう協定を締結したと新聞報道がありました。 同じように、白山市内にあります温泉施設やスポーツ施設、コンサートホールや宴会場、さらには体育施設や大会議室を持つ民間企業など、指定避難所以外の施設とあらかじめ協定を結び、それらの施設を活用することに取り組んではいかがでしょうか。 コロナ禍での感染リスクを避けるための分散避難の取組と、指定避難所以外の施設を活用した取組について御見解をお伺いいたします。 ○議長(村本一則君) 市長、山田憲昭君。     〔市長(山田憲昭君)登壇〕 ◎市長(山田憲昭君) 分散避難と指定避難所以外の施設を利用した取組についてお答えいたします。 感染症の流行下では、避難所でのクラスターの発生を防ぐため、避難者同士のソーシャルディスタンスを確保する必要があります。市の試算では、収容人数がこれまでの想定の3分の1程度となり、大規模な災害が発生した場合には、現在指定している二次避難施設だけでは十分な避難スペースを確保できないという可能性があります。 このため、市では、これまでに6月に全戸配布いたしましたマイ・タイムラインや広報はくさん9月号で、親族や友人の家などへの避難や水害の際には自宅の2階へ垂直避難するなど、自助・共助による分散避難の必要性を呼びかけてまいりました。 引き続き、二次避難施設への避難以外の方法による安全確保の手段を確認していただくよう、周知をしてまいりたいと思っております。 また、現在、施設を避難所として提供していただける民間事業者5者と協定を締結いたしております。 今後も、避難スペースの確保に向けて、市内に宿泊施設や体育館など、避難者の受入れが可能な施設を有する企業や団体へ協力を依頼してまいります。 また、それぞれの地域においても、地域のことを熟知した地元の方々が、地域にある施設と避難の受入れ体制を築いていくことも重要であるというふうに考えておりますので、このような取組につきましても、町内会や自主防災組織に周知をしてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(村本一則君) 清水芳文君。     〔19番(清水芳文君)質問席登壇〕 ◆19番(清水芳文君) 以前、鹿島町が北國書籍さんと提携をして、あれは一次避難所になるんですけれども、施設をお借りして、地域の方々が集まれるようにという取組もお聞きいたしました。そんな取組が今後は多く必要になってくるんだろうなというふうに思いました。 先ほど池元議員からも出ましたが、「コロナは災害だ」と言う人がいます。私も何人かから聞きました。ある日突然、訳の分からないものがやってきて、自分たちの命を狙っている。誰が感染者か分からないパンデミック状態の中、人々は混乱を起こしている。緊急事態宣言で経済がストップ、我々の明日は、将来はどうなるんだろうか。これらの状況や不安な気持ちが被災者の気持ちと一致すると感じたから、そう思うんではないかと思います。 夏の猛暑は年々厳しくなっており、全国で熱中症患者が続出しております。また、台風や大雨も年々激しく増加傾向にあり、相変わらず日本列島を襲ってきます。コロナや熱中症、災害に対し最も大事なことは、大切な命を守るということであります。せっかく避難したのに、その避難先で熱中症になったり、コロナの危険があったのでは、本末転倒といえます。熱中症対策やコロナ対策をしながら、新しい避難所運営、新しい避難所設備、分散避難など新しい避難の仕方に取り組む、これが新しい時代の新しい防災と思います。果敢に取り組まれることをお願いいたしまして、次の質問に移ります。 住居確保給付金と生活保護についてお尋ねいたします。 人間が生きていく上で欠かせない衣食住、しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を経験した今、コロナ禍で必要な衣食住は、医学の「医」、職業の「職」、住居の「住」であると考えます。 先月末、公明党は「ポストコロナを見据えた住まいと暮らしの安心を実現するための提言」をまとめ、厚生労働省、国土交通省、法務省の各省に申入れを行いました。主な内容は、失業や収入減で家賃を払えない人を支援する住居確保給付金の使い勝手のさらなる改善であります。 特に、実際には住まいの確保に窮しながらも、収入が支給要件を超えるために申請できないケースが増えており、このまま放置すれば、生活保護申請が増加することも懸念され、実態調査の実施や支給期間の延長、支給上限額の引上げや入居水準の収入要件を緩和するなど求めております。 白山市においても、コロナ禍の影響で、この住居確保給付金の申請が著しく伸びており、今会議に計上された補正予算にも、今後の増加傾向を考慮し400万円が計上されております。今後、白山市民がコロナ禍においても、職を失い、住居も失うことにならないよう、適切な措置を講じていただきたいと念願いたします。 そこで、白山市でも申請が増加傾向にある住居確保給付金と、その影響が懸念される生活保護の現状と今後の見通しについて、御見解をお伺いいたします。 ○議長(村本一則君) 村井健康福祉部長。     〔健康福祉部長兼福祉事務所長(村井志朗君)登壇〕 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(村井志朗君) 住居確保給付金と生活保護についてお答えをいたします。 住居確保給付金につきましては、離職者で就労能力や就労意欲があり、住宅を失っている、または失うおそれのある方を対象に、住宅及び就労機会の確保を支援することを目的として、原則3か月、最大9か月間、賃貸住宅の家賃補助を行うもので、平成27年度から国の制度として実施をいたしております。 申請件数につきましては、制度開始以来、これまで年間平均で1件程度でありましたが、今年に入り、新型コロナウイルス感染症が拡大をしていく中で、生活困窮となる世帯が増加をし、国が制度の要件緩和を進めたことなどもあり、8月末で25件と、例年と比べ大幅に増加をいたしております。 今後の見通しとしては、申請件数のさらなる増加が見込まれることから、9月会議において事業費の増額の補正予算を計上したところでもございます。 次に、生活保護の現状についてでありますが、令和2年4月1日現在、250人、204世帯となっており、昨年同時期では265人、215世帯で、コロナ禍における特別な影響は生じておりません。 また、令和2年9月1日現在においても、257人、210世帯とほぼ同様な状況となっております。 しかしながら、4月以降、新型コロナウイルス感染症の影響により、離職や休業などに伴う収入の減少などの相談が多くなり、6月は8件、7月は12件、8月は14件と相談件数は増加傾向にあります。 こうしたことから、今後のコロナ禍の状況次第では、生活保護受給者が増加することが懸念されるところでもあります。 いずれにいたしましても、新型コロナウイルス感染症に伴う生活支援につきましては、迅速かつ適切に対応をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(村本一則君) 清水芳文君。     〔19番(清水芳文君)質問席登壇〕 ◆19番(清水芳文君) コロナ禍であります。長引くようでございます。この制度は、セーフティーネットとも言えると思います。市民の皆様が安心・安全に暮らしていけるように、万全な取組をお願いしたいと思います。 次に、北前船を活用した観光振興事業についてであります。 先月末、NHKのニュース番組で、美川に県庁が置かれた経緯と石川県の県名の由来について報道がありました。僅か1年ほどであっても、美川に県庁が置かれたのは、初代県長官であった内田政風長官が、北前船交易の拠点として流通政策に有効な美川を選んだとされております。また、内田長官は、新政府に対し、県名を美川県とするよう申請したようですが、県庁所在地のある郡名から県名をつけるとした新政府の意向により、石川県となったとのことでした。 さて、本年6月19日、文化庁からの日本遺産の追加認定を受け、早速9月会議補正予算に北前船を活用した観光振興事業費として730万円が計上されました。のぼり旗や看板、リーフレットを作成する北前船文化発信事業費として230万円、記念式やミニフォーラムなど記念事業費として500万円と聞きました。 それぞれどのような取組となるのか、今後のスケジュールやコロナ禍での誘客戦略についてもお伺いいたします。 また、白山開山1300年を記念して作成したプロモーションビデオの日本遺産版を作成し、道の駅めぐみ白山のパノラマビジョンをはじめ、ユーチューブ白山市公式チャンネルで全国に発信してはいかがでしょうか、提案いたします。 ○議長(村本一則君) 市長、山田憲昭君。     〔市長(山田憲昭君)登壇〕 ◎市長(山田憲昭君) 北前船を活用した観光振興事業についてお答えをいたします。 初めに、事業内容、今後のスケジュール、誘客戦略についてであります。 去る6月19日、日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」に本市美川地区及び湊地区が認定をされました。 北前船でつながれた全国48の認定市町との広域連携を図りながら、北前船によって今後も受け継がれている地域の歴史・文化を広く発信し、地域の活性化と観光振興につなげ、本市の魅力を発信してまいりたいというふうに考えております。 今後のスケジュールにつきましては、10月25日に美川文化会館アクアにて、日本遺産認定記念式とフォーラムを、また、オンラインによる物産市を予定いたしております。 また、10月13、14日の藤塚神社の秋祭りに合わせてまち歩きツアーを計画しており、10月18、25日には、北前船に関する施設などを見て再認識をしていただくためのミニバスツアー事業も、市観光連盟、美川おかえりの会と連携をして実施したいと考えております。 今後は、これらを踏まえて、北前船文化を中心とした美川周遊型の観光ツアーの造成と通年での実施を行いたいと考えております。 次に、プロモーションビデオの作成についてであります。 プロモーションビデオによる発信は、北前船のPRに有効な手段の一つとして考えております。市には、これまでに蓄積した映像が多くありますので、それらを編集して活用したいというふうに思っております。 加えまして、パンフレットによる周知やホームページ、SNSなどを活用した発信方法もありますので、様々な手法で全国の方々に発信してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(村本一則君) 清水芳文君。     〔19番(清水芳文君)質問席登壇〕 ◆19番(清水芳文君) 今、スケジュールも発表されました。コロナ禍ということでございまして、何かと気苦労も多いかと思います。また、誘客戦略におきましても、やはりコロナを抜いて考えられないというふうに思います。初めて取り組むこともあるとは思いますけれども、美川の観光資源の掘り起こしに大いにつながるというふうに思いますので、積極的な取組を期待いたします。 最後に、歩道の凹凸解消についてであります。 白山市は、本年、健康づくりの新たな取組として、市民の皆様からお勧めのウオーキングコースを募集し、誰もが楽しみながら歩くことができるコースを選定する事業を行います。選定されたコースは、一昨年作成された白山市ウオーキングマップに新たなコースとして加わると聞いております。 それとは別に、各地域でも自主的にウオーキングマップを作成する取組が行われております。7月には、千代野地区で体育協会が中心となって地域内に4つのウオーキングコースを選定し、住民の皆様に歩いていただこうと両面カラー刷りで印刷したウオーキングマップを作成、全戸配布いたしました。 ところが、実際に歩いてみますと、街路樹などの根が伸び、歩道の至るところで凹凸ができておりました。せっかくウオーキングコースを選定し、マップを作成の上、全戸配布までしたのに、これでは健康づくりどころか、けが人をつくることにもなりかねません。 本年7月、千代野地区で行われましたまちづくり会議においても、意見交換の場で発言された方々の中から、歩道の整備を求める声が多くありました。 安全安心道路整備事業として、本年は加賀野地区で歩道のリニューアルが行われております。市内の全てのウオーキングコースを対象に、優先順位をつけながら凹凸解消、歩道の整備に取り組んでいただきたいと思います。御見解をお伺いいたします。 ○議長(村本一則君) 東元建設部長。     〔建設部長(東元清隆君)登壇〕 ◎建設部長(東元清隆君) 歩道の凹凸解消についてお答えいたします。 白山市では、「健康で笑顔あふれる元気都市 白山」を実現するため、各種の事業に取り組んでおり、健康づくりにおいては、誰もが楽しみながら歩くことのできるウオーキングが各地域で行われていることも、一つの取組として重要なことと考えております。 市で策定しておりますウオーキングコースは6コースあり、安全性や歩きやすさ、景観のよさなどを基準に選定いたしております。 また、現在、新たなコースとして市民の皆様から36コースの応募があり、最終的な選定作業を行っているところであります。 議員御指摘の千代野地区のウオーキングコースにつきましては、近年、街路樹の成長に伴う根の影響による歩道の凹凸が、大小約70か所ある状況でありますので、歩行に大きな影響のある危険な箇所から優先的に順次修繕し、段差の解消を図ってまいりたいと考えております。 また、今後新たに市で選定するウオーキングコースや現存のウオーキングコースにつきましても、優先順位をつけながら凹凸解消や危険箇所の対策を検討して、良好な歩行空間の整備に努めてまいりたいと考えております。 以上であります。 ○議長(村本一則君) 清水芳文君。     〔19番(清水芳文君)質問席登壇〕 ◆19番(清水芳文君) 住みやすさ日本一を経験した白山市です。結果も大事ではありますけれども、さすが健康都市宣言をした白山市と、白山市は違うなと、そう言われる取組を期待いたしまして、一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(村本一則君) 清水芳文君の質問は終わりました。 以上で一般質問を終結いたします。--------------------------------------- △日程第2 議案第76号ないし議案第87号及び議案第89号ないし議案第97号(委員会付託) ○議長(村本一則君) 日程第2議案第76号ないし議案第87号及び議案第89号ないし議案第97号を一括して議題といたします。 ただいま議題となりました議案第76号ないし議案第87号及び議案第89号ないし議案第97号については、お手元に配付してあります議案審査付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。--------------------------------------- ○議長(村本一則君) 本日の議事はこれをもって終了いたしました。 次に、休会の件についてお諮りいたします。議事の都合により、明日11日から24日までの14日間は、本会議を休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(村本一則君) 御異議なしと認めます。よって、以上のとおり休会とすることに決しました。 次の本会議は、25日午後3時から開きます。 本日はこれにて散会いたします。          午後2時58分散会---------------------------------------(参照)     令和2年白山市議会9月会議議案審査付託表委員会名付託議案総務企画 常任委員会議案第93号 白山市情報公開条例の一部を改正する条例について 議案第95号 財産の取得について文教福祉 常任委員会議案第97号 財産の取得について予算 常任委員会議案第89号 令和2年度白山市一般会計補正予算(第8号) 議案第90号 令和2年度白山市墓地公苑特別会計補正予算(第1号)
    議案第91号 令和2年度白山市水道事業会計補正予算(第2号) 議案第92号 令和2年度白山市下水道事業会計補正予算(第2号) 議案第94号 白山市手数料条例の一部を改正する条例について決算 常任委員会議案第76号 令和元年度白山市一般会計歳入歳出決算の認定について 議案第77号 令和元年度白山市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第78号 令和元年度白山市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第79号 令和元年度白山市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第80号 令和元年度白山市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第81号 令和元年度白山市墓地公苑特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第82号 令和元年度白山市温泉事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第83号 令和元年度白山市工業団地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第84号 令和元年度白山市湊財産区特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第85号 令和元年度白山市水道事業会計決算の認定について 議案第86号 令和元年度白山市工業用水道事業会計決算の認定について 議案第87号 令和元年度白山市下水道事業会計決算の認定について 議案第96号 令和元年度白山市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について...